オリックス怪我人続出も日本シリーズを完走 山本由伸はメジャー数球団が争奪戦へ【週刊バファローズ】

日本シリーズで惜しくも阪神タイガースに敗れたオリックス・バファローズ。球団は、山本由伸のメジャー挑戦を承諾したと発表した。

2023/11/08 15:25


 


 

■中嶋聡監督「信頼して出しました」

王手をかけられた第6戦には、初戦で自己ワーストタイとなる7失点でKOされたエース山本由伸が再登板。9回を138球、1失点で投げ切り、最終戦まで望みをつないでいる。

中嶋聡監督は「前回やられましたけども。山本由伸が2回連続でやられるわけがないと思って、 信頼して出しました」とエースへの信頼を口にしていたが、この日も山本は序盤の調子は決して良くはなかったものの、持ち前の修正力で乗り切っている。

山本も「6戦目まではもう1回回ってくるだろうなと思ったんで、とにかく集中して。やっぱり(自身が)2敗してしまうと、ほんとにもう負けになってしまいますし、今日とかとくにもう(優勝が)決まる試合だったんで、2敗目はつかないように集中してました」とこの試合にかける思いは強かったのだ。


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■メジャー挑戦の山本

日本シリーズ終了直後、オリックス球団は山本のポスティングシステムによるメジャー挑戦を承諾したと発表。

発表が異例のスピードとなったのは、数年間にわたって山本と球団がメジャー挑戦について話し合いを積み重ねていたことと、山本が3年連続投手4冠に輝くなど、チームをリーグ3連覇に導く活躍をしたのが大きい。

シーズン中にはメジャー9球団のスカウトが球場で熱視線を送っていただけに、どの球団が日本のエースを射止めるのか注目される。


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■執筆者プロフィール

どら増田
どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。

音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。

横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。

2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。

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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田

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