日本人なら誰もが「あるある」と共感する“小さな絶望” その状況を再現したぬいぐるみが話題に…
意外な視点で創作。誰もが経験ありそうな小さき絶望…。
人間誰もが生きていれば失敗や後悔に直面するものだ。時には、それが言いようもない、小さい絶望感に繋がることも…。今ネットでは、そんな誰もが体験したことがある「小さな絶望」をテーマにしたぬいぐるみ作品が話題を呼んでいる。
■経験あるある!
「小さい絶望のぬいぐるみもだいぶ数が増えてきました」とコメントを添え、自作の様々なぬいぐるみを集めた画像を投稿したのはX(旧・Twitter)ユーザー・まこすんさん。
ぬいぐるみには、外出先でありがちな、「カバンの底で潰れたおにぎり」や、「割るのに失敗した割り箸」、イライラすること必至な「絡まったイヤフォン」や「こちら側のどこからでも切れます。が切れない」など、思わずあるある! と共感し、同時にクスリと笑ってしまいそうなものばかり。
ありがちな失敗ばかりなのに、意外と誰も目を付けなかった小さい絶望…。それを、上手くぬいぐるみで再現していることも凄い。独自のセンスとユーモアを感じる。
小さい絶望のぬいぐるみもだいぶ数が増えてきました pic.twitter.com/I0cet6KzV5
— まこすん (@makosun3939) December 10, 2023
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■「ぬいぐるみなのが可愛いw」と反響
まこすんさんが制作した小さいな絶望シリーズのぬいぐるみは、ネットで大きな反響を呼んでおり、ユーザーからは「ぬいぐるみなのが可愛いw」「カプセルトイで欲しい人が結構いそう!」「あるあるですね」と感嘆と共感の声が続々と上がっている。
また、「これ全部ぬいぐるみなとこが、いらっとすることも、可愛く思えてきます」と、ぬいぐるみならではのほっこり感が、小さな絶望やイラっと感をかわいさに変えていると感じる声も多かった。
記者は、投稿者・まこすんさんを取材した!
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■自身の失敗経験をぬいぐるみに
どのぬいぐるみも、誰もが経験した共感できるものばかり。面白さと共に愛おしさをも感じるが、このような「小さな絶望のぬいぐるみ」を作るようになったのはいつ頃からで、そのきっかけはなんだったのか。
「元々ぬいぐるみを作ることが好きだったのですが、ただ作るよりもちょっと変わったものを作りたいと思ったのがきっかけです。自分の経験をもとに小さい絶望のぬいぐるみを作り始めたところ、反響が良かったのでシリーズ化をしてみました」(まこすんさん)。
まこすんさんが「小さな絶望のぬいぐるみ」を制作し始めたのは2023年からで、今のところ画像に載ってる16個が全て。
作る際のこだわりは?
「その時に感じた小さい絶望を思い出してもらえるような形にしました」(まこすんさん)。
また、これらの作品達は、ほぼ自身の経験だそう。
「何か失敗して『やっちゃったな』ってなった時、メモに残してぬいぐるみにしています」(まこすんさん)。
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■たくさんの人をぬいぐるみで笑わせたい
今まで作った中で一番お気に入りの作品は?
「『カバンの底で潰れたおにぎり』です。学生の頃によくやらかしていて悲しい思いを何度もしました。このぬいぐるみをきっかけにテレビに出演することができたり、いろんな人から反応をいただけたので、皆さんの中でも特にあるあるのことなんだなと思いました」(まこすんさん)。
学生時代のあるあるのやらかし経験が作品になり、さらにはテレビ出演にまで繋がるとは凄すぎる。これから作りたい「小さな絶望のぬいぐるみ」は?。
「洗剤を入れすぎて容器から溢れてしまったことが最近あったので、それをぬいぐるみにしてみたいと思っています」(まこすんさん)。
今後の展望も伺った。
「たくさんの人をぬいぐるみで笑わせるということが目標なので、今後はもっといろんな人に届けるために自分のぬいぐるみがガチャガチャやUFOキャッチャーで扱われるといいなと思っています。あと『小さい絶望展』もやってみたいです」(まこすんさん)。
素敵な目標をお持ちで、こちらとしても楽しみだ。いつか、ガチャガチャやUFOキャッチャー、作品展などで実物と会える日を待っていたい…!
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(取材・文/Sirabee 編集部・黒森ぬぬ)