NPBは「人的補償プロテクトに介入するべき」 田尾安志氏が制度改革を提言
元阪神タイガースの藪恵壹氏と田尾安志氏が人的補償制度の改革を提言。
■藪氏は自動FA制を提言
藪氏はさらに「日本はもうちょっとオートマチックにしたほうがいいと思うんですよ。年数は6年じゃなくて8、9年でいいと思うんですけど」と持論を展開。
そして「FAをする、しないではなくFAの市場に上げていくと、いろんな選手の動きがどんどん出てくるんで、おもしろくなると思う」と語る。
すると田尾氏も「自分で宣言しないとFA選手になれないというのは、プレッシャーがある。FAしました、どの球団も手を挙げなかった、『またお世話になります』といったら、こいつちょっとなって思われる」などとコメントし、藪氏の自動的FA制に理解を示した。
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■純粋なFAではない?
話を聞いた藪氏は「戦力の均衡を考えて、FA選手を2人しかとれない。とった場合はABCランクによって金銭や人的補償と。純粋なFAではないですよね」とコメント。
その後もアメリカのFA制度や日本の人的補償制度について田尾氏と藪氏が語り合っていた。
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■人的補償撤廃には反対論も
FAの人的補償制度については選手会から「撤廃してほしい」という要望が上げられている。
人的補償を完全に撤廃した場合、戦力の均衡が保たれず資金力のある球団に戦力が偏ることが予想されるだけに、ネット上では反対の声が多い様子。
また、「ソフトバンクに詳細を説明してほしい」「報じられていることが事実なら、ペナルティを与えるべきではないか」という意見も上がっている状況だ。