今年の恵方が気になる人は3割以下 「節分の食卓に並べてはいるけれど…」
2024年の恵方は「東北東やや東」だという。
いつの間にか、節分の頃には当たり前のように店先に「恵方巻」が並ぶようになった。その年の恵方に向かって、最後まで無言で切っていない恵方巻きを食べると、幸運が訪れるというが…。
■節分が近くなると今年の恵方が気になる
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女800名を対象に実施した調査では、全体で26.9%の人が「節分が近くなると今年の恵方が気になる」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は23.5%、女性は30.7%という結果になっている。
関連記事:ファミマ、ついに恵方巻の概念をぶち壊す 「罪深い」具材が最高すぎた…
■知った当初は恵方を向いて食べていたが…
編集部が話しを聞いた40代の女性は、「恵方巻というものを知って食べ始めた当初は、ちゃんと恵方を調べて、切らないまま無言で食べていましたが、いつの間にかやらなくなっていました」と述べた。
そうは言っても、毎年美味しそうな恵方巻きが売られているので、節分の食卓には恵方巻きを並べているという。きちんとした形ではないが、季節の食べ物として楽しんでいるそうだ。
関連記事:「恵方巻はゴリ押し」と思う人の割合は? 全国展開後に生まれた世代でも…
■「恵方巻」と名付けたのはセブンイレブン
そもそも、恵方巻きとはどのような背景で節分に食べられるようになったのだろうか。その起源は定かではないが、節分に、「丸かぶり」「丸かぶり寿司」「太巻き寿司」などと呼ばれていた巻き寿司を切り分けないまま食べ、商売繁盛や家内安全を祈願するという文化が関西地方にはあったそう。
それを、セブンイレブンが「恵方巻」と名付け、1990年代に全国的に売り出したことで広く知られることとなり、次第に定着していったようだ。
関連記事:ファミマ、2023年恵方巻は“あの焼肉の名店”とコラボ 本日予約スタート
■2024年の恵方は「東北東やや東」
“恵方”とは、その年の福徳を司る神「歳徳神(としとくじん)」がいらっしゃる方位のことで、“恵方に向かって事を行えば、万事に吉”という考え方のもと、初詣は自宅から見て恵方の方角の寺社に参るという習慣もあったそうだ。
恵方は、その年の十干(じっかん:甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)によって変わる。2024年は「甲(きのえ)」なので、「東北東やや東」が恵方となる。
ところで、1本を切らずに食べる、とは言われているが、喉につまらせてしまっては大変だ。恵方巻きを食べる際は、丁寧に運を引き寄せるように、焦らずゆっくりを心がけたいものだ。
・合わせて読みたい→ファミマ、2023年恵方巻は“あの焼肉の名店”とコラボ 本日予約スタート
(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女800名 (有効回答数)