大雪の東京で撮られた不穏な写真、標識の3文字にゾッとした 「不吉すぎる」とネット民驚愕
大雪の東京・桜田門で撮影された写真。その不穏すぎるシチュエーションに「歴史的事件」を連想する人が相次いだ。
多くの人が「大塩平八郎」と聞いて即座に「乱」を連想するように、かつて学校の授業で習った歴史上の出来事は、詳細を忘れていても名称はやけに記憶に残っているもの。
現在X(旧・ツイッター)上では、都内某所にて撮影された写真が「歴史的大事件を連想させる」と話題になっているのを、ご存知だろうか。
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■この映えスポット、何かおかしい…
今回注目したいのは、Xユーザー・酉越くろうさんが5日夜に投稿した1件のポスト。
同日は午後から都内近郊を大雪が襲った日で、ポスト本文には「雪の東京の映えスポットに来たよ」との1文が。こちらは皇居付近で撮影された写真のようで、和風の建築物と雪の組み合わせは非常に趣きを感じられる。しかし、写真脇にある標識をよく見ると…。
そこには「桜田門」の3文字が表記されていたのだった。
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■「タイムスリップ感がスゴい」
桜田門といえば、江戸城(現在の皇居)の内堀に造られた門の1つで、付近には「桜田門駅」も存在する。しかし「桜田門」と聞くと、多くの人が「警視庁」を指す隠語や、かの「桜田門外の変」を連想するのではないだろうか。
日本には降雪(積雪)時に起こった有名な事件がいくつか存在し、代表的なのは「赤穂事件」「二・二六事件」、そして水戸浪士らによって時の大老・井伊直弼が暗殺された「桜田門外の変」である。
やはり今回話題となったポストを見て、同事件を連想した人は多い模様。件のポストは投稿から2日足らずで1万件以上ものリポストを記録し、他のXユーザーからは「東京で一番、雪が降って不穏な場所」「タイムスリップ感がスゴい」「嫌な予感がする…」「不吉だけど、綺麗な光景」など、驚きと感動の入り混じった声が多数寄せられていたのだった。
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■撮影者は「水戸出身です」
雪の東京の映えスポットに来たよ pic.twitter.com/Vv6wOq5Iyr
— 酉越くろう (@Torikoshi960) February 5, 2024
話を聞いたところ、なんとポスト投稿主・酉越さんは茨城県水戸市出身であると判明。
当時の様子について、酉越さんは「雪が降っていたのでチャンスと思い、散歩がてら寄って撮ったものです」「雪がひどく雷も鳴っていたので、周りに誰もいませんでした。寒かったです。私が水戸出身というのもあり思いつきで撮りましたが、話題になって驚きました」と振り返っていた。
大雪による視界の悪さが、桜田門外での襲撃・暗殺を成功させたという説も存在する。同日に雪が降っていなければ、我々の暮らす日本は今とは違う道を歩んでいたのかもしれない。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)