駅前で遭遇した工事看板、謎ワードの連続にギョッとする 発注者名が「強すぎる」と話題に…
福井駅周辺に出現した工事看板。謎のパワーワードが並んだ内容に「夢が詰まってる」と、期待を寄せるネット民が相次いだ。
■福井県、完全にノリノリである
この工事看板、めっちゃ夢がある。 pic.twitter.com/0dwDs3BQJV
— seaside (@seaside_amie) January 26, 2024
今回設置される「恐竜ロボット」の正体は、ティラノサウルスと判明。
こちらの詳細について、恐竜戦略室の担当者は「体長約12mで、高さは5〜6m(可動するため)、顔を動かして吠えるロボットです」「福井県立恐竜博物館の研究員の監修を受け、最新の研究に基づいた姿や動きになります」と説明していた。
気になる「恐竜エリア拡大プロジェクト」について尋ねると、こちらは今年3月16日の北陸新幹線福井・敦賀開業に向けて「恐竜といえば福井」と感じられるエリアを整備するため、福井駅周辺に様々な展示物(恐竜コンテンツ)を配置し、来県者に「恐竜王国福井」をPRすると共に、恐竜を活用した賑わいの創出を図るためのプロジェクトであると明らかに。
その内容について、担当者は「福井駅西口に恐竜ロボットや大型ディスプレイ等を整備し、恐竜でいっぱいにするプロジェクトです」「福井市も福井駅東口に恐竜を整備し、北陸新幹線で福井に来た観光客を恐竜でお出迎えします」と、笑顔で語ってくれたのだった。
市や県といった垣根を越え、福井がいかに「恐竜」に誇りを持っているかが窺えるプロジェクトではないだろうか。なお「エリア拡大」と題しているように、プロジェクト以前より既に、現地には3体の恐竜ロボットが設置されているとのこと。
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■名前が強すぎる組織名、その正体は…
3つ目のパワーワード「魅力創造課恐竜戦略室」の詳細・活動について、同室の担当者は「福井の重要なコンテンツである『恐竜』を使ってPR等を行なう部門です」と説明する。
恐竜PRの施設としては前出の福井県立恐竜博物館がメインとなるが、福井県の恐竜愛はそれだけにとどまらない。「恐竜博物館への移動も楽しんでもらうため『恐竜列車』や『恐竜バス』を整備しています。また、宿泊でも恐竜を楽しんでもらうため、恐竜で装飾した部屋を整備した『恐竜ホテル』を補助し、増やしています」と、正に恐竜づくしな回答が得られたのだ。
他にも、福井県内の観光地には「恐竜博士ベンチ」が広く設置されたり、県内唯一のサービスエリア「南条SA」に恐竜ロボットを設置したり…といった施策を施しているが、驚くことにこれでも「ほんの一例」だという。
担当者からは「内容が多く、十分に説明しきれない状況です」とのコメントが得られており、恐竜愛はもちろん、引き出しの多さに驚かされるばかりであった。
一連の工事の期日は「3月10日まで」となっている。さらにパワーアップした恐竜大国・福井の魅力を、ぜひその目で確かめてみてほしい。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)