手軽とは一体…… 動画プロがセッティングした「特製iPhone」が超ストロングと話題に
性能は凄いがカオスすぎる…… 機材オタク魂が生んだ最強iPhone。
■iPhoneの撮影機能をどこまで拡張できるか
原田さんは、動画配信収録スタジオ ドウガベース代表。動画制作や映像カメラマン、ライブ配信などをしている。
自身と今回の制作物については「ガンダムとかのロボット大好き機材オタクな映像製作者なので新しい機材や技術が好きで、ピーキーな試作機とかフルアーマーとかカスタム機とかにテンション上がっちゃう人種なのでこんな物を作っちゃいました」と語っている。
実際にこの撮影装置を使っているかと伺うと「使っていません」ときっぱり。
「新しい機器やアプリの登場でiPhone撮影の自由度が格段に向上しましたが、実際の僕らの映像制作現場(お客様の為に撮影する業務)では信頼性や作業効率において『技術的には可能です』のレベルなので、実際の業務は業務用の撮影機材を使用しています」
今回の撮影装置は、実際の業務で使用するビデオカメラと同等の機能性と拡張性をiPhoneに持たせるとどれだけの追加機器が必要か、のテスト的な存在だという。
信頼性や耐久性はテストしきれていないらしい。ただ「実際の撮影業務の要件をクリアしつつ、ハンドリング(操作)しやすい形になってるんじゃないか」とも思っているそうだ。
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■一番の原動力は機材オタクの好奇心と遊び心
肝心のお客様には、結局この提案しなかったそう。
「実際の提案は複数のマイクを使い分けや、三脚に簡単に着脱できるようにするくらいです」
周りの反応はどうだったか?
「『参考にします』や『作り方を教えてください』など真正面に受け止められる方や『あいつ、また変な事やってる(笑)』『手軽って(笑)』の両方ですね」
今後、このような撮影装置は作るおつもりは?
「作るんじゃないなと思います。今は撮影機材の進化がとても早くなっていて、どこでゲームチェンジが起きるかわからない状況なので、新しい機材や技術をとりあえず試してみるの段階で、こういう物が生まれてくると思います」
そんな原田さんの一番の原動力は「機材オタクの好奇心と遊び心」。これからも、機械技術の進歩と共に、様々な試みを続けていってくれるはず…!
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(取材・文/Sirabee 編集部・黒森ぬぬ)