『扁桃』をなんと読む? 粒の形状が扁平だったことからつけられた名だという
杏や桃、梅に近い種類で、梅に似た実が成るという。
扁桃腺の語源ともなったという「扁桃」。日本に伝わってきたのは江戸時代頃のようだ。
■「扁桃」は何と読む?
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女800名を対象に「扁桃」の読み方に関する調査を実施したところ、全体で93.8%の人が「アーモンド」、6.2%の人が「アルコール」と読むと回した。
「アーモンド」と読む人は男性が92.2%で女性が95.3%。「アルコール」と読む人は、男性が7.8%、女性は4.7%という結果に。
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■正しくは「アーモンド」
「扁桃」は「アーモンド」と読む。バラ科サクラ属の落葉高木で、殻を取り除いた種子の部分が食されている。「扁桃」の名の通り、杏(あんず)や桃、梅の近縁種で、梅に似た実が成る。
「扁桃」という名は、江戸時代にポルトガルから伝わった際にアーモンドの粒の形状が扁平だったことからつけられた名前だという。
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■抗酸化作用と老化防止
アーモンドにはビタミンEが豊富に含まれている。ビタミンEは抗酸化作用により細胞や血管の酸化を防ぐほか、老化の予防や老化物質であるAGEsの排出に役立つという。また、食物繊維や、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を抑制するオレイン酸も多く含まれている。
さらに、カルシウム、鉄、マグネシウム、亜鉛といったミネラルバランスに優れていることから、ダイエット中の人にも人気がある。血糖値の急激な上昇を抑え、よく噛むことで満足感も得られ、腹持ちがいい上に、豊富なビタミンで代謝がアップすると、いいところばかりのような気がする。
しかし、食べすぎると逆に太ってしまったり、下痢や便秘などの症状に悩まされたり、含まれる脂質の影響で肌荒れを起こしやすくなったりすることもあるようなので、食べ過ぎには注意が必要だ。
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■「アルコール」の漢字は「酒精」
「アルコール」は「酒精」と書く。醤油や醸造酢などでは「アルコール」、味噌では「酒精」と表示しており、味噌のメーカーには「酒精とはいったいどのような成分なのか?」と問い合わせがくることもあるそう。
酒に関する何かだろうとは思いつつ、なんとなく特別な意味がありそうな気がしてしまうのもうなずける。食品の成分にはこのような表記がほかにもありそうだ。購入する際に見慣れない漢字はないかチェックしてみるのも面白いかもしれない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女800名 (有効回答数)