「自分に当てはまっていて驚いた」という声も 約4割が意味を知っている“HSP”とは?
病気ではなく性格的な気質であるため、治療法があるわけではないという。
なんとなく生きづらいなぁと感じていた人は、もしかしたら当てはまっているかもしれない。
■「HSP」の意味を知っている
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女800名を対象に実施した調査では、全体で40.5%の人が「“HSP”の意味を知っている」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は30.4%、女性は50.4%という結果になっている。
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■自分に当てはまっていてビックリ
編集部が話しを聞いた40代の女性は「最近ネットの情報で知りました。完全に自分に当てはまっていてものすごく驚きました」と述べた。
まるで自分のことが書いてあるかのような解説を読み、いままでの大変だった思いを理解してくれる人がいることにとても安心したそう。自分でもうまく言えなかった心情を細かく説明し、アドバイスしているサイトを見て、少しは楽に生きていけるという気持ちになれたという。
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■「Highly Sensitive Person」の頭文字
HSPとは「Highly Sensitive Person」の頭文字をとったもので、「非常に感受性が強く、敏感な気質をもった人」という意味をあらわしている。新しい「気質」の心理学的概念としてアメリカの心理学者であるエイレン・N・アーロン博士により提唱されたものだ。
アーロン博士の調査によると、全人口の約5人に1人がHSP気質の持ち主だという。この特性は生まれつきのもので、先程の女性のように生きづらいと感じている大人が自分のこれまでを振り返り、「もしかしたらHSPなのかもしれない」と思うこともあるようだ。
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■HSPは病気ではなく性格的な気質
HSPの人は、共感しやすく敏感なため人に感情移入しすぎてしまったり、テレビの紡織的なシーンが苦手だったりするという。また、外部からの刺激を受けやすく人混みや大きな音が苦手なことも多いそう。急な環境の変化に弱く、大量のタスクを一度に与えられると混乱してしまう一面もあるという。
HSPは病気ではなく性格的な気質であるため、治療法があるわけではない。そのため、生きづらさを解消していくにはまずは自分の特性を見極め、苦手な刺激を極力避けられるように環境を整えていくことが大切になる。
ネット上では簡単にHSP診断ができるサイトもあるため、もしかしたら自分はHSPかもしれないと感じている人は、まずは確かめてみると安心できるのではないだろうか。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女800名 (有効回答数)