「24歳の1年間を詰め込んだ…」 柏木ひなたが1st Album『1/24』で表現する新しい自分
3月27日に1st Album『1/24』をリリースする柏木ひなたにインタビュー。アルバムや最近の活動について話を聞いてきた。
■『1/24』に込めた想い
この度リリースされるフルアルバムのタイトルは『1/24』。タイトルに込められた意味や想いを尋ねてみた。
柏木:私が24歳になったとき(2023年3月29日)にソロデビューを発表したのですが、このアルバムは3月27日に発売されるので、本当に24歳の1年間を詰め込んだ作品…という意味でこのタイトルを付けさせていただきました。
様々なジャンルの楽曲がありますし、ソロになって歌い方を変えたところもあって、いろんな柏木ひなたを感じていただけると思います!
────「24歳の自分が詰まっている」とのことですが、特に“自分らしさ”が現れている楽曲などはありますでしょうか。
柏木:しっかりと“柏木ひなた”というのが表現されているのは『踊りましょ』ですかね。今までもいろんな私が出ているのですが、ある意味“挑戦的”なところがあったんですよね。
ただ、この『踊りましょ』は元の自分を出しつつもソロになった新しい自分も出ている楽曲に仕上がっているかなと思います。川谷絵音さんにはグループ時代からお世話になっているので、自分の声や性格を分かっていただけていたのも大きいのかもしれません。
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■意外な“一言”がきっかけ
今作の表題曲となる『踊りましょ』は、「indigo la End」「ジェニーハイ」「礼賛」など多数のバンドを手掛けている川谷絵音のプロデュース楽曲。グループ時代から楽曲提供などで関わりはあったようだが、どのような経緯でタッグを組むことになったのだろうか。
柏木:22年に川谷さんの舞台にゲスト出演させていただきまして、アフタートークで「卒業されたら楽曲とかどうするんですか?」と質問された際に、「何も決まってないです、曲待ってます!」ってぽろっと言ってしまったんです(笑)
そうしたら本当に書いていただけることになりまして…ありがたいですね。「こういう曲で~」といった注文は全くしていないのに、自分のことを分かっていただけているような楽曲でとても嬉しかったです。
────トークの流れとはいえ「曲を作ってください!」で本当に楽曲提供に繋がったというのはすごい話ですね(笑)結構気さくに話をするような関係だったのでしょうか。
柏木:グループ時代、川谷さんの楽曲ディレクションとかがあったのですが「真面目な仕事の関係」といった感じだったので、とてもクールなイメージがあったんです。その後、舞台で再会して少し話をさせていただいたら、川谷さんってめっちゃ笑うんですよ!
私は“笑わない人”っていうイメージがあったので、思わず「川谷さんって笑うんですね」と言ってしまって(笑)演出の方も「川谷くんはめっちゃ勘違いされるけど、本当は楽しいことが大好きな人」って言ってて、そうだったのかと驚きました。
────その川谷さん提供の『踊りましょ』を拝聴したのですが、かなりムーディかつ大人チックな楽曲で、これまた新しい一面が見られた気がしました。
柏木:ありがとうございます! グループ時代からここまで暗めのダンスロックチューンはやってこなかったですし、普通の人がいかない川谷さん独特のメロディがすごく楽しいんですよね。歌うのは難しいんですけど、それが楽しいっていう。
「全て楽しんで どれだけ無邪気で いれるかで私は決まる」「仕事投げ出して どれだけ無心で いれるかで私は決まる」という歌詞があるのですが、ここはまさに私だ…! と感じています。