いまだに連絡をとっていない友人がいる人は約4割 「学生時代に険悪になってそれっきり…」
「雨降って地固まる」なんて言葉があるが、そううまくはいかない人もいる。
あんなに親しかったのに、あの時の喧嘩が原因で会うこともなくなってしまった…。
■「喧嘩別れしたままの友達がいる」5割近く
Sirabee編集部が全国の10〜60代の男女800名を対象に実施した調査では、全体で44.6%の人が「喧嘩別れしたままの友人がいる」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は47.1%、女性は42.2%という結果になっている。
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■恋愛のトラブルで険悪に
編集部が話を聞いた30代の女性は、「大学時代に同じサークルの同期で仲良くしていた友人がいたのですが、恋愛のトラブルで険悪になり、それっきり疎遠になってしまいました」と振り返った。
同じ先輩を好きになってしまったところまではよかったが、彼女抜きで遊びに行く計画を立てたり、サークル活動やイベントなどさまざまな場面で自分だけがアピールできる状況を作ろうとした友人に、我慢の限界がきて大喧嘩。
結局、彼女がサークルをやめることになったが、友人の恋が実ることもなかったそう。同じ先輩を好きになるまでは一番の仲良しだったが、それっきりになり、いまでも連絡を取り合うことはないという。
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■上から目線の友人にブチ切れ
親しくなるに連れて噛み合わなくなっていった友人がいるという40代の男性は、「大学時代に出会った友人で、最初からすごく波長が合って、いつの間にか常に一緒にいる仲になった友達が、次第に上から目線で物を言うようになってきて…」と述べた。
そのせいでことあるごとに小さな喧嘩をするようになり、ついには「俺のことを馬鹿にしているのか!」と彼がキレてしまった。それからなんとなく気まずくなってフェードアウトするように付き合いが減り、その後は連絡を取っていないのだそう。
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■お互いに悔いのない道を…
仲良くなっただけに残念な喧嘩別れ。カッとなったせいで、普段なら言わないはずの最悪な言葉で相手を傷つけてしまい、後悔している人もいるかもしれない。若気の至りという言葉で片付けてしまうには、あまりにも悲しい。
心の傷が癒えないうちは思い出したくもない過去かもしれないし、喧嘩別れとはいえ区切りをつけて前に進んでいるという人もいるだろう。一方で、その時の喧嘩を後悔し、関係の修復を願っている人もいるかもしれない。
互いの気持ちが合わなければどうにもならないことではあるが、せっかく一度は良き友人として過ごした相手だ。互いに悔いのない道を歩んでいけることを願うばかりだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女800名 (有効回答数)