あまりに奇妙な1万円、怖すぎる正体にゾッとしたが… その後の「神展開」に称賛相次ぐ
シュレッダーで粉々になってしまった一万円札。根気良く繋ぎ合わせた状態で、無事に全額交換できたようだ。
■父のウッカリから「まさかの提案」が…
長らく音信不通だった1万円今日ようやく完成しました。ていうかこれが限界です…後は銀行に見て貰わないと分からない pic.twitter.com/5ezfKYZ3wI
— Tomo (@C8kCGa5jT0LlbuA) March 21, 2024
事の経緯をめぐり、ポスト投稿主・Tomoさんは「父親が職場で不要な書類をシュレッダーにかけていた際、誤って封筒ごとお金を投入してしまいました」と振り返る。考えただけで恐ろしい状況だ…。
その後、紙片を全て持ち帰った父は「もし紙片を全て繋いでお金が戻ってきたら、全額をあげよう」とTomoさんに提案。かくしてTomoさんは、難易度・ベリーハードのジグソーパズルに挑んでいったのだ。
写真の状態まで約3週間要したとのことで、「透明のクリアファイルに正常な一万円札を挟み、その上に合わせるように、並べるようなイメージで作業しました。パズルをイメージしてもらえると分かりやすいかもしれません」「個人的には表面(福沢諭吉の面)の方が、作業がしやすかったですね。ピンセットで置くとズレやすいので、少しでも軽減するためにまち針を使いました。見やすいように部屋を暗くし、ライトスタンドで照らしながら作業しました」と、完成までの道のりを語ってくれた。
関連記事:脳梗塞手術から退院した那須晃行、初投稿で回復ぶりアピール 「早口言葉も順調です」
■日本銀行「全て持ち込んで」
続いて、今回のように「1つの銀行券が2枚以上の紙片に分かれた」ケースの鑑定方法について日本銀行に尋ねてみたが、残念ながらこちらについては「回答を差し控えさせて頂きたい」とのこと。
そこで視点を少し変え、事態が「より複雑になってしまった」ケースの対応法について尋ねてみることに。即ち、シュレッダーで「複数枚の紙幣」を裁断してしまった場合だ。
今回のように1枚だけ裁断した場合ならば、シュレッダー内の紙片を繋ぎ合わせれば良いだけ(勿論、これだけでも十分気が遠くなる…)だが、これが「2枚以上の紙片」となると、難易度が格段に跳ね上がる。
前出のように「同一の銀行券の紙片である」と認められることが、引き換えの必須条件となるからだ。各紙幣に特徴的な色味の変化などがない限り、粉々になった紙幣の区別は不可能だろう。
こちらの疑問について、日本銀行の担当者からは「破れた銀行券は、表裏両面の確認ができる状態で、紙テープ等の粘着性の弱いテープにより、できる限り各片を貼り合わせてください。また各片を貼り合わせる際は、記番号、模様の突合、色合いの確認等を行うことにより、異なった銀行券の紙片などを貼り合わせないようにご注意ください」との回答が。
担当者は「貼り合わせた銀行券を持ち込まれる場合、貼り合わせられなかった紙片がありましたら、鑑定の参考としますので、全てお持ち込みくださいますよう、お願いします」とも説明しており、状況次第では早めにギブアップし、銀行に相談した方が良さそうだ。
長らくお待たせしました
例のバラバラの1万円札の件ですが無事に全額戻って来ました!
この状態でも許してくれた日本銀行の方々ありがとうございます!
(※4枚目タップ推奨) pic.twitter.com/cRon8ujOhN— Tomo (@C8kCGa5jT0LlbuA) April 12, 2024
なお13日にはTomoさんより「無事に全額引き換えとなった」という続報が発信されており、他のユーザーからは称賛の声が相次いでいる。
関連記事:趣里・草彅剛、『ブギウギ』に映らないリアルな関係 休憩中の「行動」に周囲もほっこり
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力と機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
・合わせて読みたい→趣里・草彅剛、『ブギウギ』に映らないリアルな関係 休憩中の「行動」に周囲もほっこり
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)