暖かくなると気持ちも明るくなる人は7割以上 「自然と背筋が伸びて晴れ晴れした気持ちに」
前向きな気持ちには“やる気ホルモン”とも呼ばれるドーパミンが影響しているようだ。
ぽかぽか陽気に誘われて散歩に行きたくなったり、部屋の模様替えで気分を一新したり。暖かくなったことで、なんだか気持ちもあがってきたような…。
■暖かくなると気持ちも明るくなる
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女800名を対象に実施した調査では、全体で75.1%の人が「気候が暖かくなってきただけで気持ちが明るくなると感じる」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は71.6%、女性は78.5%という結果になっている。
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■寒い間は縮こまって過ごしている
編集部が話を聞いた30代の女性は、「冷え性なのもあって寒い間は縮こまって過ごしているので、暖かくなってくると自然と背筋が伸びて晴れ晴れした気持ちになります」と述べた。
いままでサボっていた掃除を始めてみたり、インテリアを春仕様に変えて明るい色の服を着てみたりと、途端に春めいていくのが楽しいのだと語った。
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■“やる気ホルモン”の影響
一説によると、これには“やる気ホルモン”とも呼ばれるドーパミンが影響しているという。ドーパミンは、やる気や幸福感のようなポジティブな感情を生み出す神経伝達物質で、感情や記憶、思考、理性、意識、理解といった心の機能に関与している。
このドーパミンの働きは、明るく前向きな気持ちが意欲につながったり、集中力がアップして効率が良くなったりと、毎日を過ごすための原動力になるという。
暖かくなると気持ちが明るくなり活動的になるということは、寒い季節から暖かい季節への移り変わりには、このドーパミンの分泌を促す要素がたくさん散りばめられているということなのだろう。ではいったい、ドーパミンはどのような状況で分泌されやすいのだろうか。
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■ドーパミンはどのような状況で分泌される?
まずは単純に、嬉しい、楽しい、大好き、といったプラスの刺激を受けると分泌されやすいという。あるいは、充実感や達成感を味わったときにも分泌されるようなので、小さなことからコツコツと目標を定め達成していくというのも有効かもしれない。
また、生活習慣や食事を改善することでドーパミンの分泌量を増やすこともできるという。ドーパミンの原料はタンパク質であるため、肉や魚、大豆食品などに多く含まれる必須アミノ酸や、アミノ酸を含む食品を食べることが大切のようだ。
さらに、カフェインや香辛料など刺激のあるものを摂取することで交感神経が刺激されドーパミンの分泌が促されることもあるという。心にも体にも程よい刺激を与え、いつでもやる気を出して前向きに頑張れるようにしておきたいものだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女800名 (有効回答数)