日本テレビ、7月期またも“人気漫画ドラマ化”で冷ややかな目 「二度とやらないで」厳しい声も…

7月から、人気漫画『降り積もれ孤独な死よ』が日本テレビでドラマ化する。ネット上では、日本テレビに対して厳しい声があがっていて…。

2024/06/17 05:30


 


 

■『セクシー田中さん』問題が波紋

日本テレビは昨年10月、芦原妃名子さんの漫画『セクシー田中さん』をドラマ化。ところが、制作サイドと芦原さんの間に「原作改変」を巡るトラブルが起き、今年1月に芦原さんが逝去する事態に。

この件を受けて、日本テレビは社内特別調査チームを結成し、5月31日に91ページの調査報告書を公開。

報告書では、「この調査報告からドラマ制作者側と原作者側のお互いの認識の違い、そこから生じているミスコミュニケーション、ドラマの制作スケジュールや制作体制、契約書の締結時期など、今後日本テレビとしてさらに厳しく取り組まなければならない点が見つかりました」と説明している。

調査報告書の公開から数週間後、またしても漫画のドラマ化を発表したため、疑問を抱く人も多かったようだ。


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■「どのテレビ局も注意を払っている」

ただ、ある制作会社関係者は、今回の連ドラはかなり前から進んでいたのではないかと推察する。

「日本テレビに限らず、7月クールのドラマは半年~1年以上前から動くことが多いです。タレントのスケジュールを確保しなければなりませんからね。1月の『セクシー田中さん』問題後、急遽予定を変更するのは難しかったのかもしれません。昨今、漫画原作のドラマを作るテレビ局は多いですが、どの局も芦原さんの件以降、原作者に対して丁寧な説明を尽くすよう細心の注意を払っていますよ」(制作会社関係者)。

ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』公式ホームページで、原作者の井龍一氏は、「今回は実写ドラマ化に際し、原作が未完結という事もあり思う存分にオリジナルの展開にして下さいとこちらの方からもお願い致しました」「企画から脚本までを拝見した限りとても原作にリスペクトを持って、より面白いものを作るぞという意気込み&熱量が感じられる内容になっていると思います」とコメントしている。

原作者も視聴者も、満足できるドラマになることを期待したい。


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■執筆者プロフィール

斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。

某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。

チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。

今期の推しは、『Believe─君にかける橋─』(テレビ朝日系)、『イップス』(フジテレビ系)、『アンチヒーロー』(TBS系)。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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