9割近くが後悔した余計な一言 「他者を立てるつもりが妻のプライドを傷つけ…」
たった一言が、その後の関係に大きな変化を引き起こしてしまうことも…。
「その一言が命取り」とはよく言ったもので、言わなくてもいいはずの一言が波紋を広げてしまうことは多いようだ。
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■余計な一言で後悔した経験は…
Sirabee編集部が全国の10〜60代の男女800名を対象に実施した調査では、全体で87.5%の人が「余計な一言を言って後悔したことがある」と回答した。
男女別に見ると、男性は87.1%、女性は87.9%という結果になっている。
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■妻のプライドを傷つける一言
編集部が話を聞いた30代の男性は、「仲の良い家族の家に招かれて食事をしていたときに、出された料理が美味しくて、相手を立てるつもりで妻に『お前も見習えよ』と言ったため、怒らせてしまいました」と述べた。
その場は笑顔で流してくれた妻だったが、家に帰ってからしばらくは不機嫌で口をきいてくれなかったそう。男性は、「相手を褒めるつもりで言ったことだが、料理上手な妻に掛ける言葉ではなかった」と、自分の不用意な一言を反省しているようだった。
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■頑張った心をへし折る一言
母親の余計な一言が嫌だったという40代の女性は、「気が進まないながらも頑張ってやり終えると、必ず『ほら、できたじゃない』とか『だから言ったでしょ』といった言葉を掛けられて、子供心にとても嫌だったのを覚えています」と述べた。
ストレートに「よくできたね」とか「頑張ったね」と言ってもらえれば気持ちも上がるし、次へのモチベーションに繋がる。しかし、気が進まずにいた自分を詰られているだけで褒めてくれてはいないのだと感じ、心が折れる一言だったと振り返った。
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■口にする前に一呼吸おいて
マウントを取るような言葉を付け加えたり、話に割り込み先走って結論を言ったり、あえて相手を下げるような発言をしたり…。悪気がないからこそタチが悪いこの手の発言は、つい言ってしまった人も、言われて嫌な思いをした人も多いようだ。
母親に余計な一言を言われていた女性は、自分が嫌だったので子供には絶対に言わないようにしているそう。つい口をついて出そうになるたびに、昔の嫌な思いがよみがえり飲み込むことができるという。
同女性のように嫌な思いをしたことが負の連鎖を生むことなく、良い方向へと背中を推してくれることもある。つい余計なことを言ってしまいがちだという自覚がある人は、いつものタイミングで口にする前に一呼吸おいて相手の気持ちを考えるよう心がけることで、会話の流れを変えることができるのではないだろうか。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女800名 (有効回答数)