知っている人は2割以下、飛べない鳥と思っていた人も… フラミンゴが脱走しない理由とは
北海道の動物園では脱走し大捜索が行われた事例もあったようだ。
動物園のフラミンゴが屋根のない飼育ゾーンで伸び伸びすごす姿は魅力的だが、どうして逃げることなくそこに留まっているのだろうか。
■フラミンゴは屋根がなくても逃げない
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女662名を対象に実施した調査では、「屋根がなくてもフラミンゴが逃げない理由を知っている」と答えられた人は、全体で17.5%ほど。
なお男女別に見ると、男性は18.9%、女性は16.1%という結果になっている。
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■フラミンゴは飛べないと思っていた
編集部が話を聞いた30代の女性は、動物園のフラミンゴが飛ぶところを見たことがなかったため、フラミンゴは飛べない鳥だと思っていたそうだ。
「ある時、テレビでフラミンゴが群れで飛んでいる姿を見て驚きました」と、飛べることは認識したそうだが、なぜ脱走しないのかについてはいまだに謎のままだという。
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■風切羽根をカットしバランスを崩す
動物園のフラミンゴは屋根のない飼育ゾーンでその姿をよく見かけるが、脱走することがないように、園によっていくつかの方法で飛べないようにしているようだ。
その1つは、翼や翼を伸ばすための腱を切ったり、片側の風切羽根を短く切って左右のバランスを崩したりして飛べなくする方法だ。後者の場合は切ってもいずれ生え変わるため、その都度切る必要がある。
北海道の旭山動物園では、たまたま風切羽根が生えそろった状態のフラミンゴが脱走して捕獲作戦が繰り広げられたことがあり、現在は定期的な羽根のチェックを行っているそうだ。
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■長い助走を妨げる飼育スペース
もう1つは、飛び立つために長い助走が必要なフラミンゴの性質を利用して、展示スペースに助走のために十分なスペースをつくらないようにする方法だ。フラミンゴは約25メートルもの助走距離を必要とすると言われており、真ん中に岩や草木などの障害物を置くなどして飛び立つことができないように工夫しているという。
ちなみに、フラミンゴが赤いのは、赤い色素を持った藻やプランクトンを食べているからのようだ。赤ちゃんフラミンゴの羽毛は白いが、エサの色素によって次第に赤く色づき、赤い色素を含むエサを食べずにいると次第に赤は薄くなっていくのだそう。
今後動物園などでフラミンゴを見る機会があったら、羽の色や飼育スペースの環境などにも注目してみると面白い発見があるかもしれない。
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(文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
調査対象:全国10代~60代男女662名 (有効回答数)