美しく色づく景色を横目に、その「花言葉」を知っているのはわずか5%だった
その名が、奈良時代の『万葉集』にも登場するなど、日本では古くから親しまれてきた。
いつもの風景が秋色に染まっていることに気がつき、何ともいえない趣を感じる季節になった。
■紅葉の花言葉を知っている?
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女700名を対象に実施した調査では、全体で5.2%の人が「紅葉の花言葉を知っている」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は5.9%、女性は4.6%という結果になっている。
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■万葉集にも詠まれている「紅葉」
紅葉は、奈良時代の『万葉集』の中でも詠まれるなど、日本で古くから親しまれてきた。平安貴族が紅葉狩りを楽しんでいたという記述も残されており、日本の秋の風景にはなくてはならない存在の1つと言えるだろう。
そんな紅葉たちが美しく色づき、全国各地で次々に見どころを迎えているいま、紅葉の名所へ観光に訪れた人々の車が渋滞の列を作っている様子をニュースなどで目にする機会も多くなった。
万葉の時代から現在に至るまで人々の心を惹きつけてやまない紅葉の姿は、その花言葉にもあらわれているようだ。
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■紅葉の姿を映したような花言葉
紅葉の代表的な花言葉には、「美しい変化」「大切な思い出」「調和」などがある。
「美しい変化」はまさに1年かけて変化する紅葉の姿そのものだ。春に芽吹き、夏に青葉をいっぱいに広げ、秋になると美しく色づいて冬には散ってしまう。そんな紅葉の移ろいゆく美しさ、そして、繰り返される生命の力強さがこの花言葉には込められている。
「大切な思い出」もまた、儚くも美しい秋の色づきがもたらす様々な思い出を、季節が巡るたびに心に浮かべる紅葉にぴったりの花言葉だ。家族や友人、大切な人と眺めた忘れられない景色があるという人も多いのではないだろうか。
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■今しか見られない貴重な景色を楽しんで
「調和」もまさに秋の風景そのものだ。常緑樹や微妙に違った色調で色づき合う周囲の樹木とともに、葉の1枚1枚を美しく色づかせ、山や森、木立を見事に染め上げていく。自然が生み出す「調和」をそこに感じた先人が、紅葉にふさわしい花言葉として残したのかもしれない。
色づいた木々が見せる秋の景色は、この時期にしか見ることができない貴重なものだが、慌ただしく時を刻んでいると気付かないうちに通り過ぎてしまうものでもある。今年の秋は、この花言葉をきっかけに、「美しい変化」を楽しみ、「大切な思い出」を刻んでみてはいかがだろうか。
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(文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女731名 (有効回答数)