中居正広の引退でキスマイファンに広がる動揺…　“白マイク”と絆エピソードの封印を懸念

23日昼に突如発表された、タレント・中居正広の引退。ファン内外で大きな衝撃が広がる中、とくに動揺しているのがKis−My−Ft2のファンだ。

■デビューから“弟分”的扱い

キスマイは2011年のデビュー以降、中居が属していたSMAPの“弟分”的な立ち位置で活動。バラエティや歌番組をはじめ、ドラマのバーターなど数多くの共演歴を誇った。

特に派生ユニットの舞祭組（ブサイク）に関しては、グループ内での扱いが不遇だった4人のために中居がプロデュースを務めたため、メンバーはことあるごとに感謝を述べている。

SMAP解散以降、中居が客の前でダンスを披露したのも、2018年のライブ『舞祭組村のわっと！驚く！第1笑』にサプライズ出演したのが唯一の機会であった。

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■関係性の深い両者

こうした恩を返すように、キスマイは2020年、中居が当時のジャニーズ事務所を退所した際に、メンバー全員で腕時計をプレゼント。

中居もこれには冠ラジオ『中居正広 ON ＆ ON AIR』（ニッポン放送）で、「あの時計はちょっと自慢したいね」「『これ、7人からもらったんだ』って、ちょっと自慢になるよね」などと照れ臭そうに話していた。

このように、SMAP解散以降も繋がりの深かった中居とキスマイだが、とりわけファンの間で感動的なエピソードとして知られるのが、中居が贈った白いマイクだ。

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■SMAPも使っていたマイク

白いマイクはSMAPが歌番組やコンサートで使用していた特別なマイクなのだが、中居はまるでその意志を受け継ぐがごとく、キスマイ7人と予備用の1本、計8本の白マイクをプレゼント

キスマイのデビュー10周年記念に贈呈し、以降、コンサートや歌番組で大切に使われた。

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■今後は“エピソード封印”の懸念も

こうした関係性から、キスマイファンからは、「キスマイのためにあんなに頑張ってくれた人がこんな形で引退だなんて…」「中居くんにはほんとにキスマイファンとしてすごく感謝してます」「行なったことに対する報いだと理解できるけど、残念でしかない」といった声が続出。

また、引退の経緯を踏まえると、今後はこのマイクが使えなくなるのではとの懸念も。さらには関係性を示すエピソードも語れなくなるのではとして、「形が形だけに、たくさんの過去エピソードとかも今後は話せなくなるのかな」「白マイクはもちろん大切。でも使うことによって批判は必ず出てくる」との懸念も広がっている。

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（文／Sirabee 編集部・玉山諒太）