ハードオフで発見した30年前のゲーム機、あり得ない機能に「初めて見た…」とネット民驚愕

ハードオフに出現した謎の中古ゲーム機が「レアすぎる」と話題に。「そんなのあるのか…」と、どよめきが起こっている。

2025/02/04 04:45



■30年前に、そんなことができたのか…

ハイサターンは、今からちょうど30年前の1995年に発売されたゲームハードである。

定価は本体価格150,000円、4インチ専用モニターが45,000円と、現代基準から見てもかなり高額。ちなみに、日立製作所(HITACHI)から発売されたサターンの互換機のため「ハイサターン」の名を冠している。

ハイサターン

発売当時の様子を知るハードオフ担当者は「内蔵チップを日立製作所が作成していたため、SEGAだけでなく日立でもサターンを販売していました。また、標準仕様のサターンは日本ビクターでも販売していました」「ゲーム屋さんではなく、家電量販店での販売が多く、ほとんど目にすることの無かったゲーム機です」と、振り返る。

注目すべきはその機能性で、ハードオフ担当者は「ハイサターンでは、通常のサターンではオプションで機能拡張しないと再生できなかったビデオCD、フォトCDが標準で再生できました」「また、当時まだ高価であったカーナビ機能を搭載し、専用モニターと合わせることで、3次元仮想空間をナビできる『バーチャルナビ』を使用し、車の中でも楽しめる1台でした」と、説明してくれた。

ハイサターン

どうやら、現代どころか販売当時ですら「生ける伝説」的な存在だったようで、「スタッフは誰も、新品で販売されていた実機を見たことがありません! 標準のハイサターンも高嶺の花で、量販店で長く売れ残っていた記憶があります」と、興奮した様子で語っている。


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■「80万円」で取引されるケースも…

「バーチャルナビ」の詳細について、担当者は「サターンのグラフィック機能を活用した3次元仮想空間を画面に映し出す機能で、設定等はコントローラーで行えました」と、説明する。しかし残念ながら、既にサービスが終了してしまったため、現在は使用できないそう。

内容物は全て揃っていたものの、本体の状態や液晶画面の劣化、箱・取扱説明書の欠品などを諸々考慮した結果、店頭価格「165,000円」(税込)にて販売。

安いのか高いのか判断に迷うところだが…やはりゲーマーやコレクター間での注目度は非常に高いようで、買取の翌日には早々に売れてしまったという。

担当者は「画面が綺麗に映っていたら、30万円以上で販売していたと思います」「箱・説明書なども揃っていると、オークションにて70~80万円で取引されるケースもあるようです」とも補足していた。

30年後の人々がプレイステーション5やニンテンドースイッチを見たら、果たしてどのような感想を抱くのだろうか…?


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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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