マクドナルドの消費者離れは深刻か…驚愕の調査結果が
最近、マクドナルドを利用した人はどれほどいるだろう? 異物混入事件があってからマクドナルドの信用はガタ落ちで、業績も悪化。
話題性のある新メニューが出るも評判は今ひとつで、決してよい状態だとは言えない。しらべぇでは、全国20代〜60代の男女を対象に、最近のマクドナルドの利用状況を調査してみた。
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■以前と比べマックに行かなくなったのは約6割も…
異物混入が騒がれての影響が強いだろうが、前と比べてマクドナルドに行かなくなってしまった人は約6割もいると判明。とくに、女性に多いとわかる。
足を運ばなくなった理由を聞いてみると…
「ポテトの中に歯が入っていたと聞いて、ありえないと思いました。どうしたらそういうことが起きるのか…。考えるだけで気持ち悪く、食べられなくなりました」(30代女性)
「1件や2件ならまだしも、ちょっと頻度が多かったのが『マックやばいな』と。製造過程があまりに劣悪なんだなと考えてしまいました」(30代男性)
一度なくした信用を取り戻すのは、相当難しいとわかる。
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■リーズナブルなメニューが売りも…消費者離れが著しい
マクドナルドが多くの人に親しまれていた理由には、リーズナブルな値段で手軽にハンバーガーを食べられるということがあるだろう。
学生や、社会人でもお昼の節約などで利用する人もいただろうが、今ではそうした層の消費者もマクドナルド離れが著しそうだ。 次の調査結果を見てほしい。
年収別でも調べてみたところ、低所得者から高所得者まで大差なく、マクドナルドの利用頻度が減っているのだ。いくら安かったとしても、安全面の不安が拭えない限り消費者はマクドナルドから離れていくだろう。
消費者の中には、こんな声もある。
「いくら安いからって、何でも食いつくのはよくないなと思うようになりましたね。安さの裏に何があるのか…って。今では、少し高くても安心できるお店のものを買うようにしてます。あと、身体にいいものを食べたいと思うようになりましたね。
ただ、マックファンとしては残念。ポテトはマックのが一番好きですから。以前よりも控えてはいますが、たまに食べたい衝動に駆られるので月に1回は食べちゃいます。
マック潰れるんじゃないかと考えると悲しいので、どうにか信用を取り戻せるよう頑張ってほしいですね。いっそ、健康志向にシフトチェンジしてもいいかも。ポテトはあの感じで残してほしいけど」(20代男性)
これはもはや、消費者のマクドナルド離れというよりは、マクドナルドの側が消費者の気持ちから遠く離れたところにあるということなのかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・chan-rie)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年3月18日~2016年3月22日
対象:全国20代~60代の男女1352名(有効回答数)