PCをいじっていたら「意識高い系」と思われるカフェは…
近年世間に浸透しているのが、IT機器を駆使してオフィスだけでなくさまざまな場所で仕事をする「ノマドワーキング(ノマドワーク)」。また、こういった働き方をする人たちを、「ノマドワーカー」と呼び、カフェや喫茶店で好んで仕事をしている。
しかし、一方でこういった人たちを、意識だけは立派な「意識高い系」だと揶揄する人も世間には存在する。カフェでPCを「カチャカチャカチャッターンッ!」している姿が滑稽に思えてしまうのだろうか。
■やはり圧倒的1位はあのお店に!
では、一体どのようなカフェや喫茶店でノマドワークをしていたら意識高い系だと思われるのか。
しらべぇ編集部では、全国の男女1341名を対象に「ここでパソコンを開いて作業をしていたら意識高い系だと思うコーヒーチェーン店はどれか?」という内容で調査を行なった。
その結果、チェーン店の中ではスターバックスが3割ともっとも多く、他は同程度といった結果に。逆に「そんなものはない」と考えている人は、およそ半数という結果となった。
「コメダ」「上島」「ドトール」「タリーズ」という有名店に圧倒的な差をつけて、1位となった「スターバックス」。今まで進出していなかった鳥取県に店舗を出しただけでニュースになるほどだから、逆にこのようなイメージを持たれるのも仕方のないことなのかも。
■年収1000万円以上の人たちはカフェでのノマドワークを意識高い系と思いがち!?
では次に、「そんなものはない」に注目してデータを読み解いたところ、年収が1,000万円を超える人にはひとつの特徴があることがわかった。
該当する高年収の人は、およそ3割しか「そんなものはない」と答えていない。つまり残りの7割は、コーヒーチェーン店でのノマドワークを意識高い系だと思っているということだ。
自身の経験上、意識高い系だと思った人がカフェでノマドワークをしていたというケースが多かったのか、あるいはその逆か。何にせよ、1,000万円という数字にこのデータの深みが増してくる。
■カフェノマドワーカーを温かく見守っていこう
スタバでPCをポチポチする人は、そこで仕事をすると捗るからという理由で、カフェなどを選んでいるはずだ。「カフェでPCカタカタしている俺(私)超イケてる!」と考えながら、ノマドワークしている人なんて滅多にいないだろう。
それにカフェで作業をしていても、その人が意識高い系か本当に意識が高い人かを判別するのは難しい。自分に害が及ぶわけではないのだから、温かい目で見守るのが吉だろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・野夢宇一貴)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年2月20日~2016年2月24日
対象:全国20代~60代の男女1,341名(有効回答数)