LINEが日米上場 世界企業への道のりをデータで振り返り
14日、韓国NAVER(ネイバー)傘下の無料対話アプリ会社LINEが、アメリカ・ニューヨーク証券取引所に上場を果たした。初値は42ドルで、終値は41.58ドル。
LINEは15日には東京証券取引所にも上場し、日米を通じハイテク企業として今年最大の新規公開株となる見通しだ。
■もっとも主要なメッセージツールに
ガラケーからスマホの所有率が上がるにつれて、日本人のLINE利用者も増加し続けてきた。同社の媒体資料によると、2016年1月時点でも国内利用者数は6800万人以上。日本の人口の半分以上をカバーしている。
名実ともに我々の生活になくてはならない存在になったLINEだが、しらべぇでも過去にさまざまな切り口で記事を配信してきている。上場にあわせて、過去の傑作記事で「LINEと日本人の関係性」について振り返りたい。
①「既読スルー」「未読スルー」という言葉が生まれる
LINEでは相手とのトークを開くと「既読」という2文字が双方に表示される。この点は今までのメールとは大きな違いで、確認してくれたかどうかわかる反面、人々の束縛心を刺激することもあった。
結果的に「既読がついたのに返信がない」状態を表す「既読スルー」なる言葉も出現。
ちなみに「未読スルー」経験者もいて、この場合、そもそも存在そのものから嫌われている可能性が高い。
【LINE女子に聞いてみた】未読スルーしてる人って何人? 4人以上は8.5%
②LINEで告白する男子が出現 女子は苦言
以前からもメールで告白する男子はいて、女子から不評だったが、LINEになるとその傾向はさらに強くなった。男女別で「LINEでの告白はナシか?」調査を行なったところ、男子が35%、女子は56%が「ナシ」だと回答。
メールやLINEで告白はアリ?ナシ? 男性ではアリ派多数、女性ではそりゃあ…
③恐怖の存在 「俺通信男子」が出現
好意が暴走してしまったのか、一方的に自分の近況を報告し続ける「俺通信男子」なる生き物が出現。若い女子を大いに困らせているという。
この件を40代の妙齢女性ライターに話をきいたところ…
「LINEもメールもない時代からいましたよ。急に電話してきたのに、とくに用件もなくただダラダラ自分のことを喋るんです。あれ、今思うと『俺通信』だったのかもしれませんね」
とのことなので、昔からそのような気質のある男性は存在していたが、LINEによって可視化したようだ。
なお、「俺通信男子」という言葉が有名になるにつれ、「俺は俺通信男子じゃないよ」と取り繕う男子も現れているらしい。詳細は下記の記事で確認してほしい。
④クリエイターズスタンプが普及 中には「動くGスタンプ」まで…
LINEではフォーマットや一定の基準を満たせば、個人で作成したオリジナルのスタンプを販売することができる。
しかし、一方で悪ノリをしてしまう人もいる。たとえば、「動くG」をスタンプで再現してしまった人がいるのだ……。誰も幸せにならないように思えるクリエイションだが、一部ではすでに人気らしい。
動くゴキブリのスタンプがやばすぎた。これよく審査通ったな…。 https://t.co/PrmsYc56wx pic.twitter.com/68GXTt7vYn
— 吉永龍樹(よしながたつき) (@dfnt) 2016年7月9日
LINEでは性を連想されるものや「うんこモチーフ」のものは禁止されていて、審査に出してもリジェクトされてしまうのだが、個人的にはこちらのほうが受け付けない。食事時にこれを送られたら、絶交してしまうだろう……。
【恐怖体験】LINEスタンプで人気「動くゴキブリ」が破壊力ありすぎ
もはや文化のひとつに成長したLINE。上場でどう変わるのかはわからないが、ネガティブな変化を含めて楽しんでいきたい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・クレソン佐藤)