知っていると絶対モテる「重ね言葉」【黒田勇樹の妄想的語源しらべぇ】
最近、頭痛が痛い黒田勇樹です。こんにちは。
このコラムでは、子供の頃から芸能の世界で台本や台詞に触れ続け、今なお脚本家やライターとして「言葉」と向かい合っている筆者の視点から、様々な「言葉の成り立ち」について好き勝手に調べ、妄想をふくらませていこうと思います。
さて、上に書いた「頭痛が痛い」、「馬から落馬する」「月夜の晩」などと並んで、「同じ言葉の意味が2つ続いている」間違った重ね言葉の例として使われることが多いですが、
今回はこの「同じ意味が2つ続いている言葉」の豆知識で、簡単に女の子を落とす方法をご紹介します。
日常に潜む重ね言葉
女の子とデートする時に、まず行くのが食事ですよね? 豆知識というのは、ただひけらかしても全くモテにつながりません。
「ここぞ」という時になにげなく言うからこそ、相手に物知りという印象を植え付けることができます。と、いうことは、食事に関する豆知識を豊富に培っておけば、披露するチャンスが倍増するのです。
関連記事:【黒田勇樹の妄想的語源しらべぇ】俺の体に住む「寄生獣」を探してみた
料理界の2大豆知識
「サルサソース」「チゲ鍋」この二つは“重ね料理名”のツートップです。
「サルサ」はスペイン語で「ソース」を意味するので、意訳すると「ソースソース」。「チゲ」は韓国語で「鍋」なので「鍋鍋」
まず、できるだけ、この2つのどちらかがありそうな店を選んでおく。そして、目に入った瞬間に「そういえば、この名前って面白いよね」と、豆知識を披露するきっかけをつくってください。
関連記事:【黒田勇樹の妄想的語源しらべぇ】「巨大」な言葉の謎
次はサハラ砂漠だ!
きっかけさえ掴めば、あとは流れるように進んでいきます。
「サハラ砂漠の“サハラ”も“砂漠”って意味なんだよ?」
チゲ鍋やサルサソースは、日常で触れることも多い食品なので「知ってた」という女の子もいるかもしれませんが、「サハラ砂漠」は、なかなか日常で出てこない単語なので、知らない相手が圧倒的多数です。
日常的に砂漠と向かい合っている、中東か鳥取出身の相手でない限り、このプロセスでの2番目は、サハラ砂漠が鉄板です。
関連記事:【黒田勇樹の妄想的語源しらべぇ】コンビニで100%「袋に入れられない」答え方
最後は「川」で畳み掛ける
「サハラ砂漠」で、驚きガードの緩んだ女の子に「川」で畳み掛けて下さい。
「ガンジス川もナイル川もインダス川もアムール川もメコン川も、全部、現地の言葉に訳すと“川川”なんだぜ!」(『メコン』を最後に持ってくるのも重要なポイントです)
怒涛の「川川攻撃」に脳の処理が追いつかなくなった女の子に、吊り橋効果(ドキドキすると恋に落ちていると錯覚しやすくなる現象)が生まれます。「川」だけに。
吊り橋効果が生まれた上“メコン”の若干えっちな響きに女の子がドキドキした瞬間がチャンス。すぐに告白して下さい。必ず上手くいきます。
上手くいかなかったら、それはあなたのせいです。どうぞ、この「重ね言葉」を使って、意中の人と身体を重ねてみて下さい。
節分の直後なので“豆”知識を、バレンタイン間近なので“チョコ”っとだけ恋愛っぽくしらべぇてみました…
(文/ハイパーメディアフリーター・黒田勇樹)