棋士・村山九段を描いた「聖の青春」公開!身近に天才っている?
19日、羽生善治現三冠と並び称される天才といわれながら、29歳という若さでこの世を去った将棋棋士村山聖九段の人生を描いた映画『聖の青春』が公開される。
■徹底した役作りで話題
『聖の青春』は、2000年に元・「将棋世界」編集長の大崎善生氏が執筆したノンフィクション小説の映画版だ。
主演の松山は小説を数年前に読了し、村山九段の人生に感銘を受けたという。映画化の動きをキャッチすると自ら村山役を名乗りでた。
それだけにこの作品にかける意気ごみは凄まじく、役作りのために20キロ増量。さらに将棋の所作や村山九段の仕草なども徹底的に研究し、師匠の森信雄七段が「そっくり」と太鼓判を押すほどの演技をみせている。
またライバルの羽生善治三冠を演じる東出昌大は将棋好きということもあり、気合十分。羽生三冠の仕草や所作を完全に再現し、周囲を驚かせた。
将棋界の天才として名高い羽生・村山両氏だけに恥ずかしい演技をすれば批判の対象になってしまう。厳しい声も予想されたが、試写会をみた将棋ファンはその徹底した役作りに納得したようだ。
羽生善治vs村山聖をリアルタイムで観ていた世代としては「聖の青春」での東出昌大vs松山ケンイチの二人は激似過ぎて恐ろしいくらい…(・ω・)
— Seiji Kato (@fox0529) November 11, 2016
聖の青春試写会で見てきました🎥
将棋のことがわかった方が面白い映画だけれども、村山聖さんが不器用だけど将棋に真っ直ぐに生きた晩年を描いた映画でした🎬
役作りで20キロ太った松山ケンイチも凄い。
羽生さん役の東出君がそっくり!
筒井道隆の役好きだったなぁ〜✨#聖の青春— めぐ☆ (@178504923) November 11, 2016
松山ケンイチの村山聖ポスター見たんだけど、それより何より村山聖さんがどんな人なのか気になって、とりあえずwiki見たんだけど、見れば見るほどわたしがキャスティングしても村山聖は松山ケンイチだなって思ったよ。
— ジョージ (@4george20) November 10, 2016
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■世の中に天才はどれくらい?
世の中には羽生三冠のように人が努力を重ねてもできないようなことをいとも簡単にやり遂げてしまう「天才」が存在するといわれる。
しかし実際のところ、そのような人に出会ったことがある人は少数ではないだろうか。
そこでしらべぇ編集部では全国の男女に身近に天才と呼ばれる人がいるかどうか調査。
結果、「いる」と答えた人は1割程度。やはり天才と呼ばれる人間は、ほとんど存在していない。ちなみに、もっとも多い世代は、30代男性だった。
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■世の中に天才なんていない?
「天才なんてこの世にいない」と主張しているのがSさんだ。その根拠を聞いてみた。
「一般的に羽生善治さんやイチロー選手などが該当するといわれていますが、彼らはみんな陰で必死の努力をしていると思うんです。
本当の天才はなにも努力をせずに平然と結果を出す人。私が知る限りそんな人はいません。逆に天才なんてレッテルを貼られて、迷惑しているのでは。
やはりなんでもそうですが、練習や鍛錬があってこそだと思います」
村山聖九段も詰将棋や棋譜並べなどで、将棋の研究を怠らなかったと聞く。そのような不断の努力が天才を作り上げるのかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年10月21日~2016年10月24日
対象:全国20代~60代の男女1387名(有効回答数)