生き物の名前は謎だらけ 「キング大納言ビッチ」発見か!?【黒田勇樹の妄想的語源しらべぇ】

2015/02/19 18:00


しらべぇ0219黒田勇樹

気になることがあると調べずにはいられない、しらべぇのために生まれたような男、黒田勇樹です。こんにちは。

このコラムでは、子供の頃から芸能の世界で台本や台詞に触れ続け、今なお脚本家やライターとして「言葉」と向かい合っている筆者の視点から、様々な「言葉の成り立ち」について好き勝手に調べ、妄想をふくらませていこうと思います。

前回の記事で「不如帰(ホトトギス)」について調べていた時に、ふと気になったのが、「は大体名前に“魚”という字か、魚へんが入っているのに、何故鳥には“鳥”という字やへんが入らない名前が多いのだろう?



■魚は雑に名付けられている!?

鯛、鯵、鰯、上げていけばキリがないですが魚の名前には、魚へんに、その魚の特徴だったり、呼び名の音を表す漢字をつけられたものが多く見られます。また、秋刀魚や、太刀魚など「形状+魚」という形の名前も多いですね。

「魚」は使っていませんが、穴子(アナゴ)は「穴の中(岩などの隙間)にいることが多いから」、平目(ヒラメ)は「ひらべったいから」と雑に名付けられています。(ヒラメは鮃、アナゴは海鰻、という魚入り漢字で書かれることもありますが、どっちにしろ漢字をよく見れば雑なネーミングなのがわかりますね)


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■鳥の名前はちょっと詩的?

それに対して鳥は、不如帰のような詩的な名前のものが多い気がします。筆者は仏法僧(ブッポウソウ)や、マイナーですが密教(ミツオシエ)といった鳥もいることから「宗教と鳥の関係」があるのではと、考えてみました。

なるほど、魚は海、鳥は山。山にはお寺が多いですよね。つまり、魚の名前は漁師が、鳥の名前は僧侶が、つけることが多かったのではないでしょうか?

そう考えると、獲物としてどんどん魚を獲っていた漁師たちの急いでつけた名前と、鳴き声を聞きながら鳥や世の中に思いを馳せ熟考した僧侶のネーミングの差も、納得が行きます。


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■じゃあ、十姉妹(ジュウシマツ)は!?

最後に筆者が最も気になっていたのに、どうしても由来のわからなかったこの鳥の語源を妄想してみます。まあ、姉妹が多い、ということだとは思うのですが、いくら鳥でもそんなに兄弟がいるでしょうか? 更に兄弟が多いだけなら、なぜ「姉妹」、つまり女の兄弟限定の表現にしたのか。

女性限定で兄弟が多い…姉妹…姉妹…竿姉妹だ!

竿姉妹が十人はいる。つまり、ヤリ○ン、ビッチだったんではないでしょうか? 十姉妹には「大納言」や「キング」といった品種があるそうなので、あいつらは「大納言ビッチ」や「キングビッチ」なのではないでしょうか!? 僧侶が、こんなことを考えて鳥に名前をつけていたなんて…(筆者の妄想です)

今後は逆に、簡単に股を開くビッチを見つけたら、「十姉妹みたいに綺麗だね」とでも言っておこうと思います。

(文/ハイパーメディアフリーター・黒田勇樹

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