Amazonのセール品は本当に安い? 「ダミー値下げ」を見抜く方法とは
自宅に居ながら買い物ができ、2~3日で届けてくれる非常に便利なネットショッピング。利用している人も多いことだろう。
とくに最大手のAmazonでは、しばしばタイムセールが行われ普段より安く商品が購入できる。
しかし、そのセールという言葉に騙されてはいけない。実はそのセール品は、「以前からその値段だった」可能性があるのだ。
たとえば、タイムセールコーナーにあったこんな商品。
46%offとあるように約13万円も値引きされており、とてもお値打ち価格のように思える。また「残り一点 ご注文はお早めに」というワードからも、早く買わねばという消費者の購買意欲がそそられる。
しかしこの値段が本当にお値打ちであるかは、以下のツールを使ってから判断してほしい。
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■Chromeのプラグイン「Keepa」
GoogleChromeで使用できるこのプラグインを入れると、その商品のこれまでの価格変動が表示される優れものだ。
導入方法は、
これだけである。(必要な場合はChromeを再起動)ではさっそく先ほどのセール商品を見てみよう。
いつもの商品ページの画面下部に、画像のようなグラフが表示されたかと思う。
現在は割引されて15万円ほどで掲載されているが、一月前は、もっと安かったことがわかる。直近の価格を見ても、実はそれほど値下がりはしていない。
もう少し言及すれば、3か月以上前から値段がそこまで変わっていない。
ご覧のように、この商品は以前からこのくらいの値段で販売されていたのだ。セールという言葉に惑わされて「今買わないと無くなる」という消費者の心理を逆手に取った販売方法である。
実はこのプラグイン自体は、かなり前から存在しているため、すでに導入しているユーザーも少なくない。
ユーザー登録を行えば、自身で設定した金額に下がった時に、メールで知らせてくれる機能も存在する。
Amazonを頻繁に利用するユーザーにとっては欠かせない必須ツールだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・吉尾峻)