「フライデー襲撃事件」から30年 成宮寛貴のスクープで週刊文春に一矢報いる
9日、俳優・成宮寛貴が直筆のFAXにて芸能界引退を発表した。
この引退により、ファンたちには衝撃が走っただろう。Twitterでも「引退なんて信じられない」「もっと演技が見たかったのに」と、成宮の引退を惜しむ声が広がっている。
中には、引退のきっかけを作った『FRIDAY(以下、フライデー)』に対して怒りを燃やすファンもいるほど。やはり、それだけ世間に衝撃を与えた出来事だといえる。
■フライデー襲撃事件からちょうど30年
今から遡ること30年の1986年12月9日。お笑い芸人・ビートたけし(当時39)が弟子である「たけし軍団」11名を引き連れて発行元である講談社を突撃した出来事があった。
のちに「フライデー襲撃事件」として芸能史に名を残す事件から、今日2016年12月9日はちょうど30年になる。
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■『週刊文春』に一泡吹かせた日
2016年を振り返ると、ベッキーと川谷絵音の「ゲス不倫」や「SMAP解散」、Hey! Say! JUMP伊野尾慧の「二股疑惑」といった芸能スクープを『週刊文春』が華々しく報じた年であった。
『週刊文春』のスクープは「文春砲」と呼ばれるほど凄まじく、バラエティ番組で特集が組まれ、その取材力を恐れる声も多かった。そのため、他の雑誌も懸命な取材活動を行う中、「また文春か」と臍を噛むことも少なくなかったろう。
しかし、今回の成宮コカイン使用疑惑の記事により、『フライデー』のスクープ力も示される形となった。
成宮という人気俳優のひとりが芸能界を引退する事態にまで発展したことは予想外だったかもしれないが、使用疑惑記事から引退までの一連の流れが、今年終盤の芸能ニュースの中で、大きな事件として語られることは間違いなさそうだ。
フライデー襲撃事件から30年の記念すべき今日は、成宮寛貴のファンたちから恨まれつつも、取材力で『週刊文春』に一矢報いた日となった。
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(文/しらべぇ編集部・シマウマ姉さん)