じゃんけん・くるくる…意味はいろいろ「パー」の世界
前髪につむじのようなクセがあり、中途半端に伸びてくるとナイキのマークみたいになってくる俳優/ハイパーメディアフリーターの黒田勇樹です。
後頭部のつむじと逆巻なので、絶対にきれいに髪を左右に分けることができません。
このコラムは、子供の頃から芸能の世界で台本や台詞に触れ続け、今なお脚本家やライターとして「言葉」と向かい合っている筆者の視点から、様々な「言葉の成り立ち」について好き勝手に調べる「妄想的」な語源しらべぇです。
■「パー」ってなんだ?
「すべてがパーになる」、そんな言い回しを使ったことはありませんか?
この「パー」とはなにを表しているのでしょうか? じゃんけんでいうグーチョキパーのパー? それとも、くるくるぱーのパー?
そもそも、くるくるぱーのパーだったとして、くるくるぱーの「パー」の部分は何を表しているのでしょうか?考えているだけでくるくるぱーになってしまいそうです。
今回はこの「パー」について調べてみました。
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■じゃんけんの「パー」
まず、じゃんけんのパー。グーがグッと握るから、チョキがチョキチョキと切るからと同じように、パッと手を開くからパーと呼びます。
ほかにも、英語圏ではこの手を「paper」と呼ぶことから変化したという説もあるようです。
すべてが「paper」つまり「紙」になる。全てが白紙に戻る! とてもしっくりくるのですが、これは間違い。
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■「パーになる」の「パー」
ゴルフ用語のパー(par)と同じ。
パーとはホールごとに設定された基準打数と、その基準通りの打数でホールアウトすることを指し、その更に語源をたどると英語で言う、同等、等価値を指す言葉とのこと。
元に戻る、ゼロになる、と同じような言い回しなので「白紙」でもあながち間違いではないのですが、正しい由来はこちらのようです。
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■くるくる「パー」
昔、つむじが左巻きの人は頭が悪いという俗説があったところから「くるくる」が来たようですが、そのあとの「パー」についてはこれといった語源を見つけることは出来ませんでした。
一説ではあの人気アニメパーマンが由来という説もあるようですが…こちらは、もう少し調べてみる必要がありそうです。
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(文/ハイパーメディアフリーター・黒田勇樹)