「初潮のときに赤飯」は今でも健在 しかし当人は恥ずかしく…
日本では、初潮がきたら赤飯を炊いてお祝いをする文化がある。女の子が大人になる第一歩ともいえるが、恥ずかしいから広めて欲しくないと思う場合も多い。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の女性696名に「初潮のお祝いについて」の調査を実施。
「初潮がきたときに、赤飯を炊いてお祝いをしてもらった」と答えた女性は、全体で28.0%だった。時代が変化しても、まだ慣習として残っているようだ。
■赤飯でお祝いは子供には恥ずかしいとの意見も
年代別で見ると、時代の流れだけではないことがわかる。
若い世代ほど少なくなると思いきや、それほど変化はない。むしろ60代以上が、一番少ないのだ。
「晩ごはんに赤飯が出てきて、本当に恥ずかしかった。『お父さんには言わないで』って言ったのに。本当に黙っているわけにはいかないだろうけど、少しは私の気持ちも配慮して欲しかった」(20代・女性)
「うちは赤飯を炊くだけではとどまらず、小学校の先生にまで電話をした。先生、男だったのに…。『なにかあったときのために』と母は言ってたけど、やめてほしかった」(30代・女性)
生理は恥ずかしいものではないが、まだまだ多感な年頃。そっとしておいて欲しいのに、親がうれしさのあまり先走ってしまったのだろう。
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■赤飯以外でのお祝いをする人も
赤飯をではなく、別のかたちでお祝いをする例もある。
「ケーキでお祝いだった。ただ家族に広まるのは赤飯と同じなので、やっぱり恥ずかしさは変わらない」(20代・女性)
子供が恥ずかしがらずに、お祝いする方法はないのだろうか。
「『ちびまる子ちゃん』のさくらももこさんが描いたまんがで、『なにも触れずに、夕食が好物のハンバーグだった』ってエピソードが良かった。だから私も娘のときには、同じようにしようと思う」(30代・女性)
一番重要なのは、子供の気持ちである。お祝いをする前に子供にどうして欲しいのか確認をしなければ、嫌な思い出にしかならないだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年1月20日~2017年1月22日
対象:全国20代~60代の女性696名 (有効回答数)