痛い?それとも素敵?若く見せようとする人に周囲の反応は
実年齢より若く美しい美魔女が市民権を得ているが、かつては「若作り」と眉を顰められたことも…
年を重ねても若々しく見える人が増えている。特に女性は、健康や美容に気遣い、実年齢よりもかなり若く見られる「美魔女」がキーワードとして定着。
しかし、こうした単語がブームになる前は、年齢からかけ離れたおしゃれを楽しむ人に対し、「若作りしている」と陰口の対象となるような風潮があった。
実際に若く見え、美しい人にはそぐわないが、「ムリがあるな」という、どこか痛い感じのニュアンスを含む「若作り」。女性に限らず「ちょっと、それは…」となる人は、今も存在する。
そんな若作りをしている人に対し、多くの人はどう感じているのだろうか。
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,357名を対象に「若作りする人をどう思う?」という意識調査を実施した。
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■かなり寛容
全体では「自分もそうだ」3.2%、「共感する」9.3%、「理解はできる」57.1%で、比較的寛容な回答をしたのが69.6%、「違和感がある」20.3%、「おかしいと思う」10.1%のネガティブ派は約3割という結果。
3人に1人ほどは「どうなのよ?」と思っているが、半数以上が「わかるよ」というスタンスのようだ。
各特徴別などに大きな開きはないが、未既婚で比較してみると
既婚者よりも未婚の人にネガティブ派が多く、「おかしいと思う」が6ポイント上回る。
未婚よりも既婚の方が「年齢なりの振舞い」を気にするかと思いきや、寛容な結果となった。
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■自由でいいけど痛いのは…
「若作り」に対してポジティブに感じている人、ネガティブに感じている人、両方に話を聞いた。
<いいと思う>
「かなり高齢になっても、ジーンズが似合うような若々しい人が増えたので、昔だったら『若作りしてる』って言われるような服装やメイクでも、そういう印象は減ったんじゃないですかね。
年をとっても元気に見えるのはいいことだし、イマドキは“年甲斐もなく”と言われるのも、悪いことじゃないと思います」(50代・女性)
<ヘンだと思う>
「全部を否定するわけじゃないですよ。でも、似合ってない人っているじゃないですか。そういうのは、みっともないなって。なんか『ただしイケメンに限る』に、近いというか…似合わない人がやるのは、やっぱりどうかと思います。
人それぞれなんで、自由でいいと思いますけど、やっぱり痛い人を見ると『辞めておけよ』って気分で見ちゃうんですよねぇ。服装だけのことじゃなく、かなり年上の上司に若ぶった仕草とかされて、ドン引きすることもあります」(30代・男性)
昔に比べて、ファッションやライフスタイルの自由度が上がり、多様化する中で、画一的な「この年齢は、この雰囲気」といった縛りは減っている。
その一方で、似合っているのか、いないのか――といった部分が、“痛い”印象になってしまうのかどうかを分けるポイントといえそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ)
調査期間:2017年6月2日~2017年6月5日
対象:全国20代~60代の男女1357名(有効回答数)