「歩きイヤフォンで死にかけた!」 経験者がその危険性を激白
「交通音が聞こえていなかった」歩きイヤフォンで事故に遭遇した人の体験談が…
いつでもどこでも音楽を聴くことができる時代。
通勤・通学の電車やバスのなかで、お気に入りの曲を聴いてテンションをあげている人も多いだろう。
■「歩きイヤフォン」に危険性が
ところが最近、道を歩きながらイヤフォンで音楽を聴く「歩きイヤフォン」を発端とした事故や事件が多発しているのだ。
自動車のエンジン音や警笛が聞こえず人身事故に至るケースや、さらに後ろから迫ってきた人間に気づかず、カバンなどを盗まれる事件などが発生。
警察などが「歩きイヤフォン」を止めるよう呼びかけているのだが、「音楽を聞いていたい」「人と話したくない」という理由から、続けている人が多いのが現状だ。
しらべぇ編集部が全国の20代〜60代の男女1,336名を対象にした調査でも、20代の37.2%が「道を歩くときもイヤフォンをしている」と回答。
危険であるという意識は、なかなか浸透していないようだ。
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■事故経験者が危険性を指摘
「歩きイヤフォン」で死にかけたというSさんは、危険性をこう指摘する。
「大音量でイヤフォンをしながらジョギングしていたため、ほとんど交通音は聞こえていませんでした。青になって横断歩道を渡ったとき、横から現れた自転車に横から衝突されて。その際に頭を強く打ったようで、気がついたら救急車のなかでした。
しばらくめまいが続きましたが、大きな後遺症はでませんでした。しかし今でも、首が痛むことがあります。あのとき音楽を聞いていなかったら、気配を感じて自転車を避けることができたのかなと。
自転車に対して怒りはありますが、自分にも落ち度はあったと思っています。本当に危険なので、歩きイヤフォンは止めることをおすすめします」
さまざまな危険が潜む「歩きイヤフォン」、くれぐれも注意して欲しい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年6月2日~2017年6月5日
対象:全国20代~60代男女1,336名(有効回答数)