話題沸騰『下北沢ダイハード』 着想は歓楽街「すすきの」にあった
川栄李奈、馬場ふみかなどの出演でも話題のドラマ『下北沢ダイハード』(テレビ東京系)。着想のもとを聞いたところ、意外なあの街の名前が…。
演劇の聖地、下北沢を舞台に気鋭の脚本家11名が独自の「最悪な一日」を描くというコンセプトのドラマ『下北沢ダイハード』(テレビ東京)。
「さすがテレ東、攻めてるぜ……」と思わずため息が漏れてしまいそうな本作は、放送開始とともにツイッター上で話題に。
この記事では、関係者へのインタビューと、先週放送された第二話レビューを通じて、作品の魅力をさらに深掘りしたい。
■観てない人でもどんな作品かわかる第二話おさらい
まずは第二話のレビューから。下北沢の本多劇場で主演舞台の興行中の俳優・光石研(本人役)は、共演者である池田鉄洋(本人役)から「王将の近くに、風俗店ばかりが入ったビルがある」ことを教えてもらう。
後日、打ち合わせがはやくに終わって夜の公演まで時間ができた光石は、数十年ぶりに風俗店(ピンサロ・5,000円~)へ。そこで、想像以上にかわいい風俗嬢のユイ(川栄李奈)にあたり、誘われるがまま奥へと連れて行かれる。
緊張と期待に胸をふくらませる光石。しかし、ユイと会話中、店の音楽が急にストップ。そして、店内に警察のガサ入れが入ることが判明。このとき、光石ははじめてここが違法営業の店だと気付くも、警察からの命令で外に出られなくなる。
逮捕を恐れる光石に対し、慣れた様子のユイ。彼女いわく、逮捕されるのは店長と従業員だけであり、前にガサ入れに入られたときは客は夜には帰ることができたそう……だが、それでは夜の公演には間に合わない。
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■ロバート秋山と演技で脱出をはかるも…
こうして、俳優人生をかけた光石の脱出劇が開始。「光ってるっぽい名前の人」などと、ユイや他の従業員に芸能人であるとバレかけながらも、裏口から出ようとしたり、天井をあけて出ようとしたり、色々と試みる。
そんなとき、同じく偶然現場に居合わせたロバート・秋山(本人役)に遭遇。その後、色々あって「演技」を使って脱出を目論む。突然痙攣し、その場に倒れる秋山に光石はなんとか合わせ、「兄貴役」を熱演。
しかし、外に出られたのは倒れた秋山であり、演技に熱中しすぎた光石はその場に残ってしまう。結果、公演には間に合わなかった……。
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とにかく「バカバカしい」の一言に尽きた今回。しかし、名脇役・光石の慌てふためく様は爆笑必死であり、川栄の風俗嬢役も驚くほどナチュラル。そして、秋山の役どころもおいしく、「本当にこういう経験ありそう」と思えてしまう説得力だ。
出演者の魅力が最大限に発揮された内容になったと言えよう。