イマドキの女子高生は「(笑)」と「w」にどんなイメージを持ってる?
ファミレスやファーストフードで気になる女子高生の会話を紐解く黒田勇樹のコラム
最近、打ち合わせやら執筆やらで一週間の3分の1近くファミレスかファーストフードにいる俳優/ハイパーメディアフリーターの黒田勇樹です。
ファミレスでの打ち合わせと打ち合わせの間に、ファーストフードで時間潰してたりもします。
このコラムは、子供の頃から芸能の世界で台本や台詞に触れ続け、今なお脚本家やライターとして「言葉」と向かい合っている筆者の視点から、様々な「言葉の成り立ち」について好き勝手に調べる「妄想的」な語源しらべぇです。
日中ファミレスや、ファーストフードにいると耳に飛び込んでくるのが、JK、そう、女子高生たちの会話です。
普段触れ合わない女子高生たちの会話から、言葉に関する面白い発見をしたのでお知らせします。
■「ワラガダブリュー店長」
日産のカルロスゴーン会長や、日本マクドナルドのサラ・L・カサノバ社長のような人物のことかと思ったのですが、よく聞いてみると、「“笑”が“w”店長、マジヤバい」と言っています。
どうやら、シフトなどの仕事に関する連絡の末尾に、店長が「笑い」を意味する“w”をつけてきたようです。
彼女たちの言い分は「仕事の連絡に“w”つけてくるのは大人としてどうなの?」と。うんうん、そう、意外としっかりしてる。
「仕事の連絡につけるなら、カッコワラだよね」
えー! (笑)ならいいの!? ワラガダブリュー店長も、なかなか若い人物のようで、wをつけたのを機に、彼女たちに舐められているようです。
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■新しいビジネス用語のレギュレーション
すっかりおじさんになってしまった筆者にはわかりませんが、若者たちの中に、新しいTPOに合わせたビジネス用語のレギュレーションが出来始めているようですね。
筆者もメールと絵文字が流行し始めた頃、バイト先の上司から知人の訃報を知らされた際に「○○さんが亡くなったのでお別れ会をします」の内容とともに、サヨナラ(^_^)/~~の絵文字が送られてきてドン引きした記憶があります。
どうぞ違う世代との業務連絡には細心の注意を払って下さい。舐められるから!
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(文/ハイパーメディアフリーター・黒田勇樹)