壮大な伏線回収の『刑事ゆがみ』 らしさ溢れる結末に続編望む声が続々

浅野忠信、神木隆之介、稲森いずみ、山本美月のメインキャスト陣に加え、ラスボス・オダギリジョーの演技も…

2017/12/15 11:30


(画像提供:(C)フジテレビ『刑事ゆがみ』

浅野忠信演じる刑事・弓神適当と神木隆之介演じる若手刑事・羽生虎夫の新しいバディの形が、多くの支持を集めてきた『刑事ゆがみ』(フジテレビ系)。

14日、謎を深めた第9話から続く形で、最終回が放送された。

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■弓神が守りたかったものは

(画像提供:(C)フジテレビ『刑事ゆがみ』

ヒズミ(山本美月)の収容された病院から逃げ出した弓神(浅野忠信)の行方がわからないまま、資産家の元医師・薮田恒男(渡辺哲)を殺害したのは、死んだはずの作家・横島不二実(オダギリジョー)であること、横島の死が弓神によって偽装されたことが明らかに。菅能(稲森いずみ)や羽生(神木隆之介)らうきよ署強行犯係は、横島と共に弓神の行方を追う。

数日後、ヒズミが突然病院からいなくなり、筆談用のボードには「もう元気になりました」という文字と、ロイコ事件で殺害現場に残されていたものと同じカタツムリのマークが描かれていた。

一方、弓神は「ロイコの部屋」サイトで、「空飛ぶサンタを見たい人募集。豪傑で強靭な男性優遇」という募集告知を発見。横島が書いた小説『聖なる夜空にサンタが舞う』の中にも、「豪傑で強靭な男たちがやってきて、その刑事を襲った」という描写を見つけ、横島が犯行を続けるつもりであることを確信。

菅能が気づいた漫画喫茶の領収書から、弓神を確保した羽生だが「お前か俺のどっちかが狙われているんだよ」と告げられ、弓神を信じて共に捜査することを選ぶ。

横島の行方を追いつつ、7年前にヒズミの両親である河合武(渋川清彦)・伊代(酒井美紀)夫妻が殺された「ロイコ事件」の真相を探る羽生は、菅能と共に訪れた横島の元担当編集者の話から、武が横島のゴーストライターだったこと、生前に酔った武が「仕事も生活も横島のゴーストだ」と語っていたことを知る。

(画像提供:(C)フジテレビ『刑事ゆがみ』

「ロイコ事件」の真相に迫る中、横島が仕掛けた弓神・羽生の襲撃が実行され、羽生はヒズミと共に横島に捕らわれてしまう。それに気づいた弓神は菅能に連絡し、菅能は多々木(仁科貴)・町尾(橋本淳)と襲撃者たちを逮捕。横島に殺されかけていた、弓神・羽生・ヒズミを救った。

逃亡した横島を追った羽生は、弓神とアジトを張り込みながら「ロイコ事件」の真相について、弓神はヒズミの将来を守るために真相を隠し、横島を死んだことにした――と自らの推理を語るが、肝心な部分を弓神は認めようとしない。

(画像提供:(C)フジテレビ『刑事ゆがみ』

その頃、ヒズミは菅能に7年前の両親の死は、父が母を刺し、自分も殺そうとしていた父をバットで撲殺したと告白し、菅能はそのことを羽生に伝える。

羽生が弓神にヒズミが自白したことを告げると、観念した弓神は真相を認め、隠蔽工作のために犯した罪で自分を逮捕するよう迫る――が、時効は成立していた。

事件を起こした際に12歳だったヒズミは罪に問われず、記憶だけでなく声も取り戻す。そして弓神は降格しても警官を辞めず、昇進した羽生が采配する事件現場で再会。立場が変わっても、変わらない掛け合いを見せて、ドラマは幕を閉じた。

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■オダギリジョーの狂気が

(画像提供:(C)フジテレビ『刑事ゆがみ』

ラスボス・横島をオダギリジョーが演じる時点で、多くのドラマウォッチャーが期待を膨らませていたが、予想以上の狂気っぷり。

まず序盤、サンタコスで壁をぶち破る「ヒャッハー」状態に沸く。

https://twitter.com/kagerou3247/status/941292790557818880

また、ヒズミに会った際の回想シーンでは、

その後、ヒズミの前で本性を出し始めたシーンでは、そのえげつなさに「ヤバすぎ」「最高」と称賛するコメントで溢れた。

主演が浅野忠信、ラスボスがオダギリジョーというだけでも、これまで「地上波でいいんですか?」「お金払いたい」という声がチラホラしていたが、

https://twitter.com/_minikko/status/941311335505244163

ヒズミの父・武を演じる渋川清彦(KEE)まで加わり、映画ファンほどその豪華さ噛みしめていたもよう。

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■強行犯係それぞれのキャラが
ドラマ神木隆之介浅野忠信山本美月フジテレビ系刑事ゆがみ稲森いずみ
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