『コウノドリ』子宮全摘出、小松の葛藤 「産んだら表彰」発言に視聴者の怒り再燃
「母にならない人生」を歩むこととなった小松。彼女の姿に多くの視聴者が涙を流した
妊産婦を取り巻く環境を細やかに描き、毎度放送後に賞賛の声があがるTBS系ドラマ『コウノドリ』。
24日放送の第7話では、突然倒れてしまった助産師の小松(吉田羊)に、「子宮全摘出」という、女性にとってとても大きな決断が迫られる。
そんな小松と対比するかのように、シングルマザーとなった産科医の倉橋(松本若菜)が、仕事と育児に奮闘する様子も描かれた。
■「子宮全摘出」を迫られる小松
下腹部の激痛と貧血から、突然倒れてしまった小松。仲間に心配をさせまいと、気丈に振る舞う彼女だったが「1年前から子宮筋腫があると言われていた」と明かす。それを聞いたサクラ(綾野剛)と四宮(星野源)は、やや強引に小松の検査と診察を行った。
すると、小松は子宮腺筋症と卵巣チョコレート嚢胞ということが判明。状態は非常に悪く、ガンになる可能性もあることから、小松は「子宮全摘出」の選択を迫られることに。
一方、シングルマザーとなり産科医として復職した倉橋は「子供がいるから」と周りから気を遣われることに焦燥感を感じていた……。
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■仲間の優しさ、小松の決断
「子供を産むことが叶わなくなる」。そんな辛い決断をしなくてはならない小松は、結婚して子育てをする生活を「幸せ」と語る同期の助産師たちや、友人であり仕事仲間の向井(江口のりこ)の「母」としての姿を目の当たりにする中で、心が揺らぐ。
そんな中、倉橋が担当していた患者の容態が急変。緊急オペとなるも、娘のお迎えの時間が迫っていたことから、サクラたちから「帰っていい」と言われてしまう。悔しさを滲ませる倉橋を見て、倉橋の娘のお迎えを買って出たのは小松だった。
無事、緊急オペを終えると、サクラは小松をピアノのあるバーへと連れ出す。そこで、小松だけに優しく温かい音を奏でると、その優しさに包まれるかのように、小松は目に涙を浮かべながら「私、決めたよ」と決意を口にし、小松は手術に挑む。