「料理がまずいなんていえない…」 他人への忖度エピソード3選
2017年の流行語大賞にもなった「忖度」。経験者に話を聞いてみると…
2017年の流行語になった「忖度(そんたく)」。「他人をおしはかって配慮すること」という意味があり、昨年3月頃政治家がたびたび口にしたことから、一般にも広まった。
政治問題と絡められたこともあり、ダーティーなイメージがあるが、本来は「思いやり」と同種の意味。日本人が持つ、優しさの一種だと思われる。
他人に「忖度」した経験を持つ人は、多いのではないだろうか?
■忖度したことがある?
しらべぇ編集部では全国の20代~60代の男女1,344名に、「忖度」の経験について調査を実施。
結果、60代女性の40.3%が「ある」と回答している。昭和の家庭感を持つ年配女性は、夫や子供、そして姑などに「忖度」しながら生き抜いてきたのかも。
一方、若者は軒並み低い割合となっており、20・30代女性は20.3%。他人に配慮する必要がない人生を歩んでいる人が多いのだろうか?
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■忖度エピソード3選
「忖度」とは、実際どのようなものなのか。経験者に話を聞いてみた。
①嫁の料理が…
「嫁の作る料理、ハッキリ言って凄くまずい…。でも、一生懸命作ってくれているのはわかっているので、『おいしいよ』と我慢して食べています。
かなりストレスがたまっています。本当のこと、言ったほうがいいのかな…」(30代・男性)
②上司の口臭を指摘できない
「会社の上司なんですが、ハッキリ言って口が臭い。みんな気がついているはずなのに、誰も言わないんです。これって『悪い忖度』ですよね。
指摘すればキレられ、給与が落ちる可能性もある。みんな保身に走っているのでしょう。なんとか、本人に気がついてほしいですが…」(20代・男性)
③友達に『かわいくない』といえない
「私の友達、自分に自信があって、スマホの待受を自分の顔にしている。ことあるごとに『私ってかわいい、かわいい』と言うけど、別にそこまでかわいくはない。
仲間内では『ももち』と呼んであざ笑ってますが、本人には言えないので、笑ってごまかして忖度しています」(20代・女性)
どれも直接指摘すると、揉めそうなことばかり。相手を思いやり、傷つけないようにする「忖度」は、ことを荒立てないための有効手段なのかも…。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国20代~60代の男女1,344名(有効回答数)