日大・内田前監督、理事会が常務理事の辞任を承認 「解雇だろ!」と憤怒の声も

内田前監督の常務理事の辞任が承認され、第三者委員会がようやく発足

2018/06/01 15:30


(©AbemaTV)

日本大学アメリカンフットボールの選手が、関西学院大学の選手に悪質なタックルをしてケガをさせた問題で、日大は1日、内田正人前監督が大学で務めていた常務理事の役職の辞任を、同学理事会が承認したことを発表した。



■「常務理事」を5月30日付けで辞任

日大は、理事長の下に5名の常務理事を置いている。理事は、全体では先日記者会見した大塚吉兵衛学長を含め34名いるが、大塚学長は一介の理事に過ぎず、常務理事はいわば「ナンバー2」とも言えるポジションだ。

内田前監督は、先月23日に行った記者会見の場において、常務理事の役職について「一時的に停止し、大学が立ち上げる第三者委員会の結果から、大学の判断に委ねる」としていた。

1日に大学が発表した書面には、内田前監督の常務理事の辞任を承認した理由について、「学内外に多大な迷惑をかけたことを理由に…」とし、5月30日付けで辞任を承認したという。


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■「解雇だろ!」「幕引きか?」なおも批判殺到

内田前監督の処遇について、大きく進展のあった報道に「やっとか」といった声が続出。また、「常務理事の辞任」という対応には不満の声も相次いでいる。

「これでうまく幕引きを図ろうとしているのでは…?」といった憶測も飛び交う事態に。


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■「第三者委員会」の設置も発表

また、内田前監督の常任理事辞任を併せて、事件の真相究明と組織統治体制などを検証するため、弁護士7名による第三者委員会を設置したことも発表。

報道によれば、7月下旬頃、調査報告がまとめられるという。大学側がようやく重い腰を上げるも、なんとも煮え切らない対応、という印象も。第三者委員会からの報告が待たれる。

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(文/しらべぇ編集部・もやこ

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