劇団四季を創立・浅利慶太さん(85)死去 「ひとつの時代が終わった」と哀悼の声
劇団四季のほぼ全ての作品の演出を務めた、浅利慶太さんが死去
日本の商業演劇を代表する演劇集団・劇団四季。その創立メンバーの1人であり、長年同劇団の演出家を務めた浅利慶太さんが、今月13日に逝去していたことが報じられた。85歳だった。
■浅利さんの逝去を劇団四季が公表
劇団四季の創立メンバーの1人で、演出家で同劇団の元代表の浅利さんが、13日午後5時33分、悪性リンパ腫により都内の病院で逝去。18日に同劇団が公式サイトで公表した。
葬儀は親族のみで執り行われ、後日浅利さんの「お別れの会」が実施される予定だという。
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■劇団四季のほぼ全作品をプロデュース
浅利さんは、慶應義塾大学在学中に故・日下武史さんら10人の仲間とともに劇団四季を創立。以来、劇団代表兼演出家として、ほぼ全作品のプロデュースや演出を手がける。
『ウェストサイド物語』や『コーラスライン』、『ライオンキング』などの海外作品の翻訳上演のほか、『夢から醒めた夢』や『ユタと不思議な仲間たち』などのオリジナルミュージカルも手がけ、日本にミュージカルを定着させた。
日本の演劇界を牽引し、日本のみならず多くの人々に夢と感動を与え続けてきた。