来年から出さない予告「終活年賀状」が話題 新年の挨拶はスマホやSNS上昇中
来年からは年賀状を辞退する旨と、これまでの感謝の気持ちを伝える…「終活年賀状」が注目を集めている。
自分の死と向き合い、命が終わるそのときまで、自分らしい人生を送るための準備をしておく「終活」は、ここ数年で言葉の認知度が高まってきたように思う。
お墓の準備、銀行やゆうちょなど金融関係の整理、行きたい・やりたいことを叶えていくなど「終活」の形は自由だが、現在「終活年賀状」が注目を集めている。
■終活のひとつに「年賀状」
12月に入ると忘年会などの飲み会の付き合いも増え、いつも以上に疲れが溜まる人もいるだろう。そんな中、「元旦に到着するためにはクリスマスまでに投函を!」と追い立てられるのが「年賀状」ではないだろうか。
仕事の繋がりがあり、仕方なく出している人もいれば、それこそが年末の恒例行事と楽しみにしているという人、ただの生存確認となっている人もいるだろう。
高齢者は特に、1枚ずつ手書きで書く労力はもちろん、印刷に至るまでのパソコン画面への入力や登録ですら面倒だろう。また「人間関係を整理したい」と年賀状のやりとりを見直したい人も多いようだ。
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■「もらったら嬉しいはず」は思い込み?
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,328人を対象に「年賀状」について調査を実施。「年賀状を誰にも出さない予定だ」と答えた人は、全体で34.3%であった。
世代ではどのような差があるのだろうか。年代別で見る調査結果では、若い世代ほど年賀状を出さない人が増えていることがわかる。特に20~30代が、他の世代よりも倍近く多い結果だ。
コメントには「ただでさえ忙しい時期に面倒な悪しき文化だと思う」という意見や、「年賀状をもらっても、あまり嬉しくない。届いたら返事を書かないと、って思うし」と、年賀状=面倒な作業、と感じる人も少なくない。