SNSでの友達付き合いは面倒なのか? 意図せず「いいね」を押してる割合を調査すると…
自分のタイミングでリアクションしたいが、強要されることもある
近況報告や思っていることを気軽に投稿し、感情をシェアすることができるSNS。友人の近況を確認することができ、面白さを感じるものの、時には「いいね」や「コメント」を求められることもあり、面倒に感じてしまう人も少なくないだろう。
画像をもっと見る
■約5割がSNSでのリアクションが面倒
しらべぇ編集部が、全国20〜60代の男女1,537名を対象に「SNSについて」の調査した結果、全体の53.5%が「友人の近況報告にリアクションするのは面倒だ」と回答した。
2人に1人は、嫌々ながらも「いいね」を押していると考えると、ちょっと複雑だ。なお、男性49.0%に対して女性57.8%と女性に多い傾向も見えてきた。
関連記事:気持ち悪すぎる… SNSで見かけた「女友達の水着写真」を保存する男性の割合とは
■女性に目立つSNS疲れ
そこで、「面倒だ」と回答した割合を男女・年代別に振り分けると…その実態が明らかに。
すべての世代で女性の割合が男性を上回り、女性にSNS疲れが目立つことが判明した。もっとも高いのが40代で64.7%と突出している。
一方で、もっとも低いのは20代で、男性では3割台に留まっている。若い世代はスマホに慣れ親しんでおり、SNSでコミュニケーションを取る機会が多いことから、面倒だと感じることが少ないのだろう。
また、年代別に見ると30・50代の割合が高く、ふた山型になっていることも特徴的だ。
関連記事:マジでもう見たくない! イライラする「SNSの苦手な投稿」に共感続出
■「自己満足」「なんか疲れた」
ネット上には、友人のSNS投稿にリアクションすることが面倒だという、声や意見であふれていた。
「『いいね』と思わないとリアクションしないよ。最近は『いいね!』を押すことすら面倒臭くなった」
「見ないと『見て』と要求。 見ると『いいね!』を要求 。いいね!すると『いつもいいね!』を要求…きりがないしそんな暇じゃない」
「SNSによく投稿している友達に、 『見てくれたのなら、どうして「いいね!」やコメントしてくれないの?』 と言われてなんか疲れた」
「いいねを押さなくなったら友達から外されたことがあって、余り気にしていなかったけど…最終的にはアクセス禁止にまでなっててびっくりした」
「自分も『いいね』の数に過剰反応して『いいねの数=自分への評価』だと思ってた時期があるけど…それは違うんだよな〜、SNSを辞めて楽になった」
SNS上でのリアクションが人間関係に大きく影響し、気を遣う場面が増えたことで、面倒を感じるようになったという声が目立った。
インターネットを通して自分の気持ちや考えを簡単に伝えられるようになり、目に見える形で人からの評価を受け取れる現代。SNS上での友達付き合いも大切かもしれないが、現実での友達を失わないよう使い方を見直すことも大切なのかもしれない。
・合わせて読みたい→会社だけとは限らない派閥争い 「どこにも所属しないともっと面倒」との声も
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1,537名(有効回答数)