本格化で重症患者も多い花粉症 「苦しみ」を感じている人の割合に驚き
今年もやってきた花粉の季節。苦しんでいる人はどのくらい?
3月に入り、花粉の飛散が本格化している。2019年は量が多く、前年の3倍になるという予想もあるほど。
重度の患者から、目のかゆみやくしゃみ・鼻水があまりにも酷く、「苦しい」と悲鳴があがるこの季節。そんな花粉症に「苦しんでいる」人は、どのくらいるのだろうか。
■花粉症に苦しんでいる?
しらべぇ編集部では全国の20代~60代の男女1,589名に「花粉症」について調査を実施。
結果、「花粉症に苦しんでいる」と答えた人は23.8%。半数は下回ったが、2割以上の人が「苦しい」と感じている。決して少ない割合とは言えないだろう。
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■地域別で傾向が
花粉症に苦しんでいる人を地域別に見ると、傾向が出た。
最も多かったのは北関東で36.2%に。同地域に該当する3県のうち、栃木と群馬は山に囲まれた海なし県。2位の東海地区にも岐阜が、3位の近畿には滋賀と奈良が海なしだ。
上位すべてが海のない都道府県を含む地域となっており、なんらかの因果関係があるのかも。
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■重症患者の意見は
花粉症に苦しんでいるというNさん(20代・女性)に聞いてみた。
「鼻水とくしゃみが酷く、鼻はかみすぎて真っ赤になって皮が剥けてしまうし、目も真っ赤。女子力もへったくれもないようなダサイ顔が嫌になる。
そのうえ鼻呼吸も厳しく、ご飯を食べてもあまり味がしないし、夜眠れないことも。花粉症というと、死の危険がないことから軽く考える人が多いけど、自分は生命の危険を感じています。
薬を飲めば楽になりますが、病院の強いものでないと効かない。花粉症の時期は大混雑で、長いこと待たされて非常に腹立たしい気分。早い季節に行って、薬をもらうようにしていますが…本当に春が嫌いになります」
日本の国民病といわれる花粉症。一刻も早く根絶薬が出ることを願いたい。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国20代~60代1.589名 (有効回答数)