「起業家」には怪しいイメージがある? 若い女性からの厳しい視線も明らかに
日本経済を牽引している起業家も多くいるが、一方で胡散臭い自称起業家がいるのもまた事実。
新しい事業を立ち上げ日本の経済発展のために尽くす起業家たち。昨今では、ITが世界的に普及したこともあり、高校・大学生といった学生起業家たちも登場している。
一方で、SNSの上で、「パソコン一台で世界を旅しながら自由に生活しながら○万円稼いでいます」など、一見怪しいと感じてしまうような人も度々目にするだろう。
誰もが気軽に起業家と名乗れてしまう時代だからこそ、中には「起業家=怪しい」と感じてしまう人もいるのではないだろうか。
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■3割が起業家に怪しい印象
しらべぇ編集部は、全国20〜60代の男女1,664名を対象に調査を実施。その結果、全体の33.1%が「起業家と聞くと怪しいイメージがある」と回答した。
なお、男性29.5%に対して、女性36.6%と女性のほうがやや高いようだ。
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■若い女性からの厳しい視線
さらに、この調査結果を男女・年代別に見ていくと、すべての世代で女性の割合が男性を上回っており、もっとも高いのは40代女性で40.2%。
50代女性が38.6%、20代女性が37.6%と僅差で続き、女性は「起業家」という言葉に怪しさを感じる人がやや多いようだ。
一方の男性陣は、20〜50代までは31%代とほぼ横並び。しかし、60代では21.6%と、その割合はガクッと下がりと起業家に対してのイメージが他の世代と大きく異なることが見て取れる。
一般的に起業家と聞くと、情熱と高い志を持ってベンチャー企業を開業している人をイメージするだろう。一方で、SNSを駆使したビジネスモデルを主体とした「キラキラ起業女子」がテレビで取り上げられ話題となったことも記憶に新しい。
60代の男性と女性とで認識に乖離があるのはこういった背景も少なからず影響しているのかもしれない。
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■若い既婚者は起業家に不信感
では、どのような人が起業家に対して不信感を持ってしまうのだろうか。「怪しい」と回答した割合を年代・未既婚別に見ていくと興味深い傾向が見えてきた。
もっとも割合が高いのは、20代既婚者で50.8%。30代既婚者が45.1%と続き、それぞれ同世代の未婚者と大きく差が開いている。年齢と共に怪しいと感じている人の割合が減っていることも特徴的だ。
一方の未婚者では、すべての世代に目立った変化は見られず一律に3割台であった。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1,664名 (有効回答数)