児童の腹を定規で突き、顔を叩いた男性教諭 校長への「虚偽報告」に非難轟々
奄美市内の小学校で、男性教諭が児童に体罰を加えた上で校長に虚偽報告するという事案が発生。
先月、鹿児島県奄美市内の小学校で、男性教諭(59)が5年生の男子児童に体罰を加えたにも関わらず、校長に虚偽の報告を行なっていたことが判明した。
■「頰をつねった」と説明
同月23日、教諭は授業に遅れてきた児童の態度に立腹し、物差しで腹を2回突いた後に廊下へと連れ出し、平手で頰と頭を叩いたという。幸い、児童にケガはなかったようだ。
その場にいたという別の児童から報告を受けた校長が聞き取りを行うと、教諭は「頰をつねった」と説明。しかし男児の保護者から「『叩かれた』と言っている」と連絡があると一転、教諭は事実を認めたとのことだ。
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■「最低の自己保身」
教諭の一連の行動に、ネットは怒り心頭。「理解できない」「最低の自己保身」と非難の声が相次いだ。
「体罰はNG。これは当たり前。それ以上に問題なのは、児童ではなく自分を守るために嘘をついたこと」
「全く理解できない。この先生、自分のことしか考えてない」
「最低の自己保身。こういう教師にこそ指導が必要なのでは?」
批判が相次ぐ一方、なかには「児童の態度にもよる」「100%教諭を否定するのは違う気がする」といった意見も見られた。
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■3割以上「先生に手を上げられた」
しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,328名を対象に「体罰の経験」について調査を行なったところ、「先生に手を上げられたことがある」と回答した人は約35%という結果に。とくに男性にその傾向が顕著に表れた。
感情に任せ手を上げ、自己を守るために偽りの報告を上げた男性教諭。児童がどのような態度を取ったにしろ、こうした行動は許されるものではないだろう。ケガがなかったのが、不幸中の幸いだ。
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(文/しらべぇ編集部・東水 壮太)
対象:全国20代~60代の男女1,328名 (有効回答数)