トム・ブラウン 布川、みちおの2人がコンビニバイトで出会った珍客
お笑いコンビのトム・ブラウン。布川ひろきとみちおはともにコンビニバイトをしていたが、そこで思わぬ客に会ったようで…。
7月上旬の平日、昼下がり。マスクをかけ、体格のいい短髪姿とロングヘアーの男性2人組が都内のコーヒーチェーン店に入店してきた。
「トム・ブラウンのお2人ですよね?」
席についた2人に、近くにいた20代くらいの女性が声をかける。2018年の『Mー1グランプリ』で決勝に進出し、ブレイクを果たしたお笑いコンビのトム・ブラウンだった。
この時、たまたま2つ隣の席で別記事を書いていた筆者。2人に声をかけ、のちにインタビューを申し込んだところ、このほど応じてくれた。ブレイクから半年が過ぎ、テレビ番組などで目にする機会も多くなってきたが、ブレイク前の生活習慣は続いているようだ。
画像をもっと見る
■「ダメェー!」、合体ネタでおなじみ
トム・ブラウンは高校時代に柔道部の先輩だった布川ひろきと後輩のみちおの2人で2009年に結成したコンビ。
18年の『Mー1グランプリ』で決勝に進出。著名人らのセリフなどを合わせた「合体ネタ」や布川の「ダメェー!」のツッコミで世間の注目を集め、ブレイクする。
Mー1出場後に出演したテレビ番組で明かされた、2人の金銭的に厳しい生活事情。布川の妻が作った味噌汁の中に、ネギが入っていると布川は「豪華じゃん。祭りか?」と喜ぶ。
みちおも当時暖房器具を持っておらず、暖を取るため浴槽に浸かりながら食事をする習慣が紹介されていた。
現在、2人は以前ほど収入には苦労してないものの、上記のことは生活習慣として抜けきれていないようだ。
布川ひろき(以下:「布川」):「バイトをしないと食べていけないほどではないにせよ、大きくは変わってないですね…。
番組見てくれた方から事務所宛に缶詰とか食べ物を送ってくれたことがあったんですが、5割くらいがネギなので『祭り』は続いていますね」
「今までネギを重要視していなくて、大量にあったのでインスタントラーメンにネギを入れてみたりしたら、めちゃくちゃ美味しくなりました。
食生活が良くなりましたが、まるごとバナナ1本を妻と半分で分けて食べたりもするので(そういう意味では)大きくは変わってないですね」
みちお:「生活が安定してきた今でも、浴槽に浸かっちゃいます。この時期だと、33・34度くらいのぬるま湯に浸かると快適なんですよ。
凍らせたペットボトルを近くに置いて、配達で頼んだピザを食べています。そんな生活だからなのか、お金なくなっちゃいますけど」
関連記事:日本一のお笑い王者に輝いたのは? 『M1王者』最新からまとめてみた
■ブレイク直後の戸惑いと試行錯誤
ブレイク後の生活には2人とも戸惑いを隠すことができなかった。
布川:「最初はわけわからなかったですね…。今まで月に1回も仕事がなくて、バイトしかしていなかったのでやることがだいぶ変わりました。ずっとコンビニでレジ打ってただけなので」
みちお:「お笑いライブからテレビに(登場する場が変わった)ということなんですが、テレビだと出演者が芸人だけじゃない番組もあって、また、見ている人の時間帯も番組によって違うのでそれに慣れるのが(苦労した)」
「『この番組ではここまで言えるのか』のように、さぐりさぐりやっていた気がします。今はちょっとだけわかってきました」