道端アンジェリカはなぜ「書類送検」なの? 今後の展開についても弁護士に聞いた
衝撃のニュースで日本中を震撼させた道端アンジェリカ。事件の現場に同席していたとして書類送検が下されたが…。
モデルの道端アンジェリカ(33)の夫が、知人男性から現金を脅し取ったとして逮捕された事件で、現場に同席していた道端も書類送検されたことが報道された。
しらべぇ編集部では、彼女が書類送検された事情やどういった罪に問われる可能性があるのか、レイ法律事務所・森伸恵弁護士に話を聞いた。
■現金35万円を脅し取る
事件が起こったのは今年8月、すでに逮捕されている夫で韓国籍のキム・ジョンヒ容疑者(37)が、知人で飲食店を経営している男性(40代)に対し「嘘をついたら鉛筆で目を刺す」「お前の家族をめちゃくちゃにしてやる」などと脅し、現金35万円を脅し取った疑い。
道端はその場に同席していたことを認めており、「私が知人の男性と身体を密着させ飲酒していたことを夫が疑い、そのことで相手を責めた結果、なされたものです」とコメントしていた。
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■逮捕ではなく送検された理由は…
同席していた道端が書類送検された理由について、森弁護士はこう話す。
森先生:通常は証拠隠滅や逃亡の恐れがある場合、警察の留置所に入れられます。それらの恐れがないときは在宅で捜査をしても安全だろうということで、犯罪の可能性が高かったとしても在宅捜査となるケースがあります。
しかし必ずしも、「夫の罪が重くて道端さんの罪が軽い」という意味ではありません。今回の道端さんのケースは「幇助犯」でなく「共犯」に当たり、恐喝罪を一緒に行なった人という立場になります。幇助犯の場合は刑罰が軽くなりますが、共犯は罪が軽いわけではありません。
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■道端の逮捕はない?
さらに、道端が起訴される場合もあるのか聞いてみた。
森先生:逮捕された人が起訴されるまで捜査機関の持ち時間は23日間あるため、道端さんの夫が起訴されるかの判断は10月26日くらいに下されます。夫側は否認しているので、知人男性側と示談が成立していないと思われます。
ただ、その後道端さんが起訴されるとしても、逮捕される可能性はほとんどありません。書類送検と判断された人は、起訴されたとしても在宅の状態で裁判が進みます。
(取材・文/しらべぇ編集部・秋山はじめ 取材協力/レイ法律事務所・森伸恵弁護士)
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