やくみつる、「おむすびころりんクレーター」を語る 「アポロ計画くらいメジャーに」
ノミネート時に話題になった「おむすびころりんクレーター」。これをねじ込んだと明かしたやくみつるを直撃した。
2日、今年1年間で広く大衆の目・口・耳をにぎわせた新語・流行語を選ぶ「2019ユーキャン新語・流行語大賞」の受賞語が発表された。惜しくもトップ10入りを逃したものの、ノミネート段階で大きな注目を集めた言葉があった。
それが「おむすびころりんクレーター」だ。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が送り出した小惑星探査機「はやぶさ2」が、地球近傍小惑星「リュウグウ」の地表に作った人工クレーターの愛称だが、ノミネートを入りで初めて知った人も少なくない。
この言葉を「ねじ込んだ」という漫画家のやくみつるをしらべぇ編集部は直撃。その思いを聞いた。
■「新語」としてのおむすびころりんクレーター
受賞式でやくはおむすびころりんクレーターを「ねじ込んだ」と打ち明けた。「新語・流行語の選び方も個人的に変えてみた」という彼が選んだ聞き慣れない言葉だが、日本が遥か宇宙に残した「偉業達成の証」でもある。
「新語・流行語大賞」の名前が冠されているが、世間的には流行語に注目しがち。そこで、やくは「新語」の部分に着目したようだが、はたしてどんな思いなのか。
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■知ってもらうには格好の場
授賞式終了後、しらべぇ編集部はやくを直撃取材。おむすびころりんクレーターを選んだ真相、そして「新語」についての話を聞いた。「人の口の歯にまでは登らないまでも、続々と出てきているわけですしね」とやく。確かに口にこそされなかったが、新しい言葉である。
おむすびころりんクレーターについては「はやぶさ2のことは話題になったのに、その後ちょっと間をおいてクレーターの名前が発表されたときはスルーされた」。
面白い名前なのに注目されない――ここが気になったのか「人が注視しているところにぶち込んででも、知ってもらうには格好の場なのかな」とコメントした。