「変わらない味」と言われるラーメン店の味は常に進化してる? 大砲ラーメン社長に直撃

九州の人気ラーメン店「大砲ラーメン」のこだわりと秘密とは…

2019/12/26 11:00


(画像提供:大砲ラーメン)

「日本の国民食」とも言われるほど、全国津々浦々で愛されるラーメン。その人気の秘密は、こうした努力があるためかもしれない。今、SNS上で社長の哲学が話題になっているラーメン店がある。しらべぇ取材班は、その店の社長から直接話を聞いてみた。



■「お客さんは年々贅沢に」

その投稿内容は、「アップデートし続けないと取り残されることを最近痛感したのが、大砲ラーメンの社長の発言」というもの。大砲ラーメンとは、福岡県にある人気とんこつラーメン店だ。

そこで紹介されている社長の発言とは、「お客さんに昔ながらの変わらない味やねってよく言われる。でもお客さんは年々贅沢になってる。数十年前と比べたらウチが使う豚骨の量は倍以上」。これは本当なのだろうか。


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■ミシュランも受賞

大砲ラーメンの1号店は、九州とんこつラーメンの発祥地、福岡県久留米市。博多など県内各地に出店しているため、旅行などで訪れた人も少なくないだろう。

1953年に現社長の両親が、屋台から始めた。その後、2代目の香月均史社長(61)が法人化し、現在直営店9店とフランチャイズ3店舗を有する。2014年には、ミシュランガイドのビブグルマンを2店同時受賞している。

香月社長は、今SNS上で話題になっていることについて、「私の発言です」と認めた。その上で、「今は、昔と比べて、お客さんの舌が肥えている。それに対応していかないと生き残れない」と話す。

「大きく味を変えてもいけない。お客さんに気づかれないように、微妙に進化させていくことが秘訣」と述べた。

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■「とらわれていたら進化しない」
スープアップデート
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