佐藤琢磨、負けず嫌いな子供時代 「徒競走で血まみれになりながら走った」
レーシングドライバーの佐藤琢磨が、新CM発表会に登場した。
レーシングドライバーの佐藤琢磨が、17日、『はじめては、一生つづく。FWD富士生命新CM発表会』に登場した。
■母親と共演したCM
同日から放映開始のCMには、実の母親・佐藤昭子さんも出演。琢磨がレーサーとしての人生を踏み始めるまでの軌跡を、昭子さんとともに写真で振り返るといった場面が映っている。
イベントにも登場した昭子さんは「楽しい家庭だった。お父さんは早くに亡くなってしまったけど、その分琢磨が一生懸命頑張っているので、心強く思いました」と振り返る。
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■子供の頃、負けず嫌いだった
母親から見て、子供の頃の琢磨はとにかく「負けず嫌い」だったという。
「小1のときの運動会だったかしら。クラスの背の低い順から走る徒競走があったんですが、琢磨は一番最初。走り始めたと思ったら(レーンの外から横切ってきた)6年生の女の子にぶつかって、血だらけに。『保健室に行こう』と促すも、『嫌だ』『もう一回走りたい』、と。『僕が今ここで走らなかったら、最後の背の高い人たちと走らないといけない! それは嫌だ!』と話してました」といったエピソードを述懐。
「琢磨はそういう子かと思いました」と幼少期の自らの子供の性格をそう表現する。
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■過去にはスランプも経験
琢磨は母の話を付け足す。「自分のレーンをはみ出して走っちゃいけないというルールがあった。で、先頭を走っていたら女の子が横切ってきて、『ぶつかる!』と思いながらぶつかった。後で休んでから走ったら、(背の高い人と走るので)100%負けると思って、目の前に戻りもう一度走った」。
「やめたいと思ったことはある。なにをやってもうまくいかなくて、スランプを経験した。なんとかしようと思うほどうまくいかなくて、辛かった。でもマネージャーに『うまくいくはずだ』と励まされ、『やめたいと思うより克服することが求められている』と切り替えた」とも話していた。
負けず嫌いの性格は、選手となった現在でも熱く持ち続けている。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)