夫が娘への性的虐待で生活が破綻 妻は「自分自身も被害者なのに…」
元夫による娘への性的虐待が一家の生活を破綻させた。妻の悲痛な叫びとは…
性的虐待による女子高生の自殺、そして被害者の動画投稿が、大きな話題を呼んでいる。そんな中、約3年前に娘が元夫からの性的虐待を受け、今も苦しみ続ける妻からの悲痛な訴えが、しらべぇ編集部に届いた。取材班は、その妻から詳しい話を聞いた。
■間違いが起きないように注意していたが
首都圏在住のAさん(40代女性)は、9年前に元夫と再婚。前夫との子である、当時中学3年生の娘と元夫との二人の娘と幸せな生活を送っていた。
ただ、気がかりなことがあったという。いとこが性的虐待を受けたという話を聞いたのだ。そのため、元夫には「そういったことがないように」という話を常日頃からしていたという。
「自分がそんなことをするはずがない」といった反応を、元夫はしていたそう。
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■事件が起き元夫を問いただすも
そんな折、深夜リビングで、元夫と中3の娘が親しげにしている姿をたびたび目撃するようになった。そのため妻は、元夫にも娘にも注意をしていた。
しかし、事件は起きた。娘が中学校のカウンセラーに「風呂をのぞかれたり、触られたりする」と被害の訴え。学校から連絡が入り、妻は詳細を聞き、元夫を仕事から急遽呼び出し、問いただした。「申し訳ない」とひたすら謝るだけだったという。
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■警察の家宅捜索を受ける事態に
学校から児相へ、性的虐待の通報が入り、娘はそのまま児童相談所で保護されることに。元夫は、警察の取り調べを受け、自宅に家宅捜索が入り、現場であるリビングにあったクッションやiPad、携帯電話などを押収された。
その後、元夫は起訴猶予処分になった。元夫の親からは、子供のことを考えてやり直すように説得を受けたという。しかし、妻は離婚を決断し、引っ越しや子供たちの転校などの手続きを一人で行うことになった。