新型コロナで外出控えも意外な人出 代々木公園の花見はどうなっているのか
政府による学校の休校措置と大規模イベントの自粛要請はいまだ続いているが、桜が見頃を迎える週末の景色は…
14日、気象庁は東京・靖国神社にある桜の標本木(ソメイヨシノ)をもとに、桜の開花を宣言。全国に先駆けて、また観測史上もっとも早い開花となり、通常ならこの連休からはお花見のトップシーズンになるはずだった。
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■政府のイベント自粛要請が続く
しかし、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な流行により、政府は2回にわたって「全国的なスポーツ・文化イベントの中止・延期・規模縮小」を要請。
都内の花見のメッカ・代々木公園でも、宴会の自粛を求める看板が掲出されていた。
「飲食を伴う宴会等の利用をお控えいただきますよう」と書かれた看板には、さらに細かい文字で但し書きが記されている。
「宴会は、大人数でのご利用、回し飲みや箸でつまみあいながらの飲食など、対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離)が、会話などで一定時間以上続き、多くの人々との間で交わされる環境であり、感染を拡大するリスクが高いと考えられます」とのこと。
ただし、「家族でお弁当を拡げながら花見をすることまで控えていただきたいという趣旨ではございません」とも書かれ、花見はOKなのか、もしくは家族での花見ならOKなのか、判断に迷うところだ。実際、どのような状況なのだろうか。
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■代々木公園は大賑わい
21日午後、しらべぇ取材班が代々木公園の桜が多く植えられているエリアを訪れたところ、ビニールシートを敷いて飲食する多くのグループが見られた。
カップルや夫婦と子供、といったグループもちらほら見られるが、友人同士と思われる同世代のグループが目立つ。また、歩きながら桜を散策していた人たちにはマスク姿も多かったものの、シートを敷いて飲食しているグループでマスクを着用する人はほぼ見られなかった。